内容説明
ウサギとカメは、どちらが速い?裸でポーズの王様は、どうなる?「ひらけ、ゴマ!」を見たアリババは…?グリム童話も、マザー・グースも、アラビアン・ナイトも、ごらんのとおり。ロアルド・ダールの手にかかったならば、こわくて、おかしくて、恥ずかしい話に変身。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
296
本作はダール・コレクションの『へそまがりの昔ばなし』『こわいい動物』と同系の作品にあたる。いわゆる韻を踏んだ詩によって編まれた昔ばなしで、グリム童話やマザー・グース等から著者ダール味に仕上げたブラックユーモア・シチューといった1冊。自分的に言えば、”ゲロゲロな昔ばなしラップ パート2”ミュージックだ。このような形式の詩を”limerick”(リメリック)と言い、厳格に意味では五行詩で構成された”滑稽五行詩””五行戯詩”だが、ウィットに富んだものやユーモラスなものや、時には笑いを目的とした猥褻な作品もある。2017/05/13
Lesen
19
「ウサギとカメ」「ひょっこら、どっこい」「裸の王様」「アツい、サムい」「ワニと歯医者」「クルミの木」「ヘンゼルとグレーテル」「メアリーさんたら、メアリーさん」「ひどい目」「ディック、カランコローとネコ」「アリババと四十人の盗賊」「セント・アイヴス」「アラ・ジンと魔法のランプ」の13編。色々な昔話が大変身。言葉遊びとおふざけが楽しい。沢山のスパイスが混ぜてあって色々なお味。大人向けかな。2016/04/09
ふろんた2.0
17
世界のおとぎ話のブラックパロディ。元の話を知っていないと面白さがわからないかも。最初の「うさぎとかめ」の寓話は好きなアレンジ。2014/03/19
海猫
16
最初のウサギとカメの話のアレンジがぶっとんでて好き2010/11/15
クナコ
11
初読。また久しぶりのダール氏のユーモア児童書。数々の有名童話を著者流にアレンジ。どれも突飛でアイロニックな仕上がりに。本書の語り口は同著者「チョコレート工場の秘密」に出てくるウンパルンパの歌と同じく、原著で読んでこその音韻遊びだろう。訳者もかなり工夫しているがかなりの無理を感じる。昔英訳された日本の俳句を読んで、だめだこりゃと思った記憶がオーバーラップした。これまでの文章スタイルとは違うけれど、ページ下部か巻末にでも英文を載せて欲しかった。さぞ楽しくビョンビョン跳ねるような文だったのだろう。2024/05/31




