内容説明
客人のアテンドのため、新潟に向かった無量、忍、萌絵。
ヘリコプターから降りてきた客人は、インドの御曹司の少年だった!
彼は焼き物のかけらのようなペンダントを大切にしていて――。
新撰組のふるさとでの発掘調査。
遺物の声が聞こえず悩むさくらは、現場で剣道着の若者と出会い――。
ほか、カメケンのお花見、炎天下の緊急発掘など全4編を収録。
巻末には出土遺物を振り返る豪華図録も!
切なくて心に沁みる、思い出の短編集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
歴史に埋もれた想いを紐解く全4編のほか、出土遺物の豪華図録も収録した短編集の第21弾。新潟でのインド御曹司少年との出会いと焼き物ペンダントの物語、新撰組ゆかりの地での遺物の声に悩むさくらと剣道着の若者の邂逅、カメケンのお花見、炎天下の緊急発掘など、現場で繰り広げられるエピソードが描かれていて、無量、忍、萌絵らを絡めたわちゃわちゃした賑やかなやり取りは微笑ましかったですし、巻末の出土遺物豪華図録はシリーズ作品に登場した宝物の振り返りとなっていて、ここまで積み重ねてきたんだな…と感慨深い気持ちになりましたね。2026/02/04
みどり
13
四季折々の4編の短編。私は夏と冬が好きだったけれど、春も秋もどれもまさに珠玉の短編集といった感じ。夏と冬は「それぞれのルーツ」をめぐる物語というのが、気に入った理由かな。スケールは違うんだけれど、どちらも五千年前の縄文人が自分の土地のルーツなんだって知ることで、さらに前に進める気持ちを持つそれぞれ年代が大きく違う主人公の二人になんかぐっと来た。春は「恋」の神髄って感じだし、秋は「故郷への思い」だったりする。巻末の遺跡のイラストもまた1巻から読み直したい!と思わせてくれた。2025/12/29
きょん
12
無量、忍、萌絵、さくら、ミゲル全員そろっている短編集なので、切ない話もあるけどほっこり。春の心中ものの戯作者の掛け軸を探す話のスケール感も、さくらちゃんが日野の発掘現場で出会う若くして亡くなった千人同心の切ない話も良かった。インド系クオーターの日本人祖母のルーツを探す話はほっとできてどれも面白かった。2026/02/02
うめきち
11
今年の読み納めはこのシリーズの最新巻❗️巻末の図録がわかりやすくてまたシリーズよみかえしたくなった。すごく面白かった。忍と3人でいる様子がまたよかった。本編ではレアになってきたからね。2025/12/31
Misa
6
「国宝」の余韻に浸りながら、次に軽めのものを読もうと思ったら心中ものの掛軸のお話からスタート。忍がまだカメケンにいた頃。ミゲルがおばあちゃん発掘員と仲良くなる話、さくらが幽霊(?)に会う話、 インドからのお客を忍、萌、無量がもてなす話。どのお話にも家族の歴史や想いが詰まっていてジーンとする。巻末の一巻から二十巻までの掘り当てた遺物の図録は懐かしく、読み返したくなる。絵と作者のコメントも付いていてよかった。もう二十巻も出たのかと感慨深い。本編の忍と無量の関係はこれからどうなっていくのだろうと気になる。2026/02/12




