内容説明
客人のアテンドのため、新潟に向かった無量、忍、萌絵。
ヘリコプターから降りてきた客人は、インドの御曹司の少年だった!
彼は焼き物のかけらのようなペンダントを大切にしていて――。
新撰組のふるさとでの発掘調査。
遺物の声が聞こえず悩むさくらは、現場で剣道着の若者と出会い――。
ほか、カメケンのお花見、炎天下の緊急発掘など全4編を収録。
巻末には出土遺物を振り返る豪華図録も!
切なくて心に沁みる、思い出の短編集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
歴史に埋もれた想いを紐解く全4編のほか、出土遺物の豪華図録も収録した短編集の第21弾。新潟でのインド御曹司少年との出会いと焼き物ペンダントの物語、新撰組ゆかりの地での遺物の声に悩むさくらと剣道着の若者の邂逅、カメケンのお花見、炎天下の緊急発掘など、現場で繰り広げられるエピソードが描かれていて、無量、忍、萌絵らを絡めたわちゃわちゃした賑やかなやり取りは微笑ましかったですし、巻末の出土遺物豪華図録はシリーズ作品に登場した宝物の振り返りとなっていて、ここまで積み重ねてきたんだな…と感慨深い気持ちになりましたね。2026/02/04
秋良
21
何より巻末の、今まで出てきた遺物の図録が嬉しい。挿絵がないので新鮮だった。ストーリーも細部はあやふやだけど意外と内容を覚えていた。作者のコメントから、本当に歴史が好きなことが窺える。本編は日常ミステリっぽく陰謀や因縁はなし。インド人の御曹司にスパルタでスキーを教える忍があまりにも忍で笑った。無量とは別ベクトルでオタク気質だよね。シリーズは日本の謎を掘り尽くしそうなくらい長くなったけど、できればこれからも続けてほしい。2026/04/20
Y.yamabuki
16
短編集。話がシンプルで読みやすく、そして温かい。「発掘現場のグランマ」はミゲルと作業初心者のおばあさん。ミゲルの優しいこと!「土に埋もれた星は」さくらの出番、ちょと不思議な話。この白猫さんは?…「火炎土器に呼ばれて」シリーズらしい謎解きで面白かった。巻末の過去の出土遺物の図録も嬉しい。時々挟まれる短編集、次回が楽しみ。2026/06/17
香翠
15
今回は四篇の短編集でした。ハラハラドキドキ感は少し抑えめだったけれど、カメケンの皆さんのフットワークの軽さやチームワークの良さはいつも以上に感じられたような気がします。2026/06/25
みどり
13
四季折々の4編の短編。私は夏と冬が好きだったけれど、春も秋もどれもまさに珠玉の短編集といった感じ。夏と冬は「それぞれのルーツ」をめぐる物語というのが、気に入った理由かな。スケールは違うんだけれど、どちらも五千年前の縄文人が自分の土地のルーツなんだって知ることで、さらに前に進める気持ちを持つそれぞれ年代が大きく違う主人公の二人になんかぐっと来た。春は「恋」の神髄って感じだし、秋は「故郷への思い」だったりする。巻末の遺跡のイラストもまた1巻から読み直したい!と思わせてくれた。2025/12/29




