角川文庫<br> 遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ

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角川文庫
遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ

  • 著者名:桑原水菜【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2015/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041022986

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内容説明

天才と呼ばれる若き発掘師・西原無量が派遣されたのは、島根県出雲市にあるいわくつきの神域。無量が青銅製の髑髏を掘り当てた途端、地元名家の跡継ぎが発掘現場で遺体で見つかり……。シリーズ第2弾!
※本書は、二〇一二年十二月に刊行された小社単行本『出雲王のみささぎ 西原無量のレリック・ファイル』を改題の上、文庫化したものが底本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

92
シリーズ第ニ弾、の一冊。今回の舞台は出雲。知識は皆無だけれどもうそれだけで心は踊る。祟りといういわくつきの神域での発掘。その地で対立する旧家、降矢家と八頭家。そして遺体で発見される八頭家の跡継ぎ…と、横溝ワールドを匂わせるおどろおどろしさもたまらなかった。正直複雑な関係、展開に混乱したけれど、神々が集う出雲、天皇家との旧家の関係、日本の歴史の裏には隠された秘密があるのか…等、最後まで心くすぐられた。知識なくともロマンを感じられるのがこのシリーズの最大の魅力かも。2018/12/20

papako

74
シリーズ2冊目。長かったけど、楽しめた。神話の話が現代までつながって悲劇をおこす。なんだかな。そんなことにこだわる人たちので気持ちは分からないけれど、日本とは天皇とは、そう言う存在なのかもね。相良忍もカメケンに合流した。萌絵の言動も気にならなくなってきて、1巻よりは読みやすかったかな。まだまだ続くこのシリーズ、ぼちぼちですね。2019/04/09

青蓮

67
旧家の争いの部分は何か横溝◎史ワールドを彷彿とさせるようなタブーなかおりが漂ってましたね。無量が少しずつ柔らかくなってきているのが分かって、安心。続編も期待。2017/02/28

Bugsy Malone

67
シリーズ2作目。1作目は面白かったのだけれど、活劇的な趣が多く期待とは少々違っていた。今作もそのつもりで読んでいたら、途中から「これは面白い!」と地図まで引っ張りだして読んでしまった。舞台は出雲。出雲神話、南北朝、GHQ、特攻隊、それに二つの旧家の確執という横溝正史的な要素も加わり、かなり濃い内容になっていてる。係わる人物達の悲哀にも揺さぶられてしまった。今作は当たりでした。2016/09/22

ブランドのアーメン

60
シリーズ第2弾。歴史に縛られた2つの名家を舞台に太平洋戦争、天皇家という壮大なキーワードがスケール大きく展開していく。無量の天才ぶり、ツンデレは相変わらずで犯人も予想出来たがどんでん返しの構成。歴史殺人ミステリーというか、歴史に今を縛られた人達の悲哀の物語。2015/12/24

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