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内容説明
美人画を得意とした浮世絵師、喜多川歌麿。蔦屋重三郎のもとで出版した狂歌絵本『画本虫撰』や『百千鳥狂歌合』などでその画才を認められ、寛政中期には、《ホッピンを吹く娘》を含む『婦女人相十品』『婦人相学十躰』の揃物や、『当時三美人』など、女性の半身像を描いた大首絵を次々と発表して人気を博す。特に蔦重版では、華やかな雲母摺を背景に、女性たちを表情豊かに、その内面までも描き出した。卓越した画力を示す傑作の数々を詳説する歌麿入門の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュンジュン
11
美人画でおなじみの喜多川歌麿。残念ながら生涯はほとんど分からないそうだ。残された作品から、彼の革新性と彼を規制した時代背景(寛政の改革)を推察していく。美人画を理想美から似顔絵に近づけた事に歌麿の魅力があるという。それもあくまで理想美の枠内で。たくさんのカラー図が載っているが説明がないと気づけないぐらい?絶妙に。2024/11/16
takakomama
7
歌麿の作品を主題ごとに、オールカラーの図版と共に解説。歌麿は役者絵は描かず、美人画の大首絵で女たちの心の襞まで描き、繊細な表現で着衣の質感を再現したそうです。2025/03/11
果てなき冒険たまこ
2
最近出た本らしいけど喜多川歌麿のみを取り扱うというなかなか潔い本。第一章は狂歌と蔦重なんて大河狙い見え見えな気もするけど中身的にはちゃんといろんなところを抑えてあって勉強した気分にしてくれる。個人的に歌麿はそれほどメインで観に行く絵師さんではないのだけどこんな本を読むとまとめて観たくなるよね。浮世絵もちゃんとカラーで載せてあってとても親切。文庫本だからサイズ的には不満が残るけどまぁそれはしょうがない。このジャパノロジーシリーズはほかにも出版されてるみたいだから探してみるか。2024/12/06
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