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内容説明
国内外でもっとも知名度の高い浮世絵師の一人、歌川広重。遠近法を駆使した卓越したリアリティー、四季の変化がもたらす風景の繊細な表情、鋭敏な色彩感覚。それらがあいまって生み出されるしみじみとした情趣感。幕末から現代にいたるまで、見る者の心をとらえて離さないその魅力を、「東海道五拾三次」「名所江戸百景」をはじめとする代表的作品とともに詳説。一般にはなじみのない美人画や狂歌絵本、肉筆画なども網羅。作品の全体像を俯瞰した、広重入門決定版。
第一章 広重の手法
■遠近法を駆使する
■四季の表情をとらえる
■稀代のカラリスト
第二章 街道もの
■東海道五拾三次
■木曾海道六拾九次
第三章 江戸名所
■一幽斎描き東都名所
■喜鶴堂版「東都名所」と「江戸近郊八景」
■さまざまな江戸名所絵揃物
■名所江戸百景
第四章 諸国名所
■諸国名所
第五章 美人画と花鳥画
■美人画
■花鳥画
第六章 さまざまな画面形式
■短冊絵
■貼交絵
■団扇絵
第七章 絵本と肉筆画
■絵本
■肉筆画
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鷺@みんさー
42
こないだ彼氏に、「私はあなたの言った事なら、どんな些細なことでも全部記憶してる」と豪語したら、「じゃあ、俺の好きな浮世絵師って誰?」と聞かれて答えられなかった。「なーんだ。大したことないなー。がっかりだなー」と棒読みで言われ、今初めて聞いたもん!いや以前に言った、という痴話痴話を繰り広げたのだが、やはりどうしても「永谷園…」という感想しか浮かんでこない。芳年の責め絵とかが好きー、と検索した画像を見せたら、ほんと俺たち好み真逆だねと言われた。うん、ほんとに。2018/12/01
Ayumu
10
東博の広重展の後に購入。今回の広重展は全作品入替えて3回行うそう。一段と鮮やかな本物に魅せられて、全回見ようと予習に。広重の特徴は穏やかで繊細な情趣性。リアリティー(地形の正確さや、遠近法)、色彩、構図(低い視点で奥行き豊かであったり、極端にクローズアップした手前のモチーフの間から名所を覗かせたり、斜めに配置したり)、精緻で諧謔性のある人物描写など。実際に行った所は限られていたらしいが、図絵等にある場所の、四季や天候の移ろいや生活を想像して描き出すのも、美しく豊かなこと。広重展、さらに楽しみになりました。2026/10/04
入江・ろばーと
2
広重の肉筆画って初めて見たけど、引き込まれる魅力がある。2017/02/22
伊緒
1
文庫本サイズで持ち運びやすい、歌川広重のコンパクトな画集。『東海道五拾三次』などの街道絵、江戸名所や諸国名所、美人画、花鳥画、肉筆画まで、広重の代表的な作品を幅広く紹介している。名所絵の印象が強かったが、こうしてさまざまなジャンルの作品をまとめて見ると、広重という絵師の全体像がざっくりつかめる。作品ごとの解説も簡潔でわかりやすく、広重の入門書としてちょうどいい内容だった。2026/02/08
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