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内容説明
京都に生まれ育った料理研究家親子が、季節に即した京都ならではの料理、食材を詳説。四季折々の行事や風物誌とともに、暮らしに根ざした日本料理の美、心を美しい写真で伝える。簡単なレシピも掲載。
※本書籍は見開きのデザインが含まれています。見開き表示での閲覧を推奨いたします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユメ
35
「ジャパノロジー・コレクション」は、日本の文化について基礎的な知識から学べる、品のよい装幀でオールカラーの写真付き入門書として心惹かれるシリーズで、数冊家にある。京都を訪れた余韻に浸ったまま、この『京料理』に手を伸ばした。春夏秋冬、季節の流れにぴったりと添いながら、京都の人たちが日常的に作っているお菜が紹介されている。スーパーに行っても年中同じ野菜が並ぶ時代だが、京都では節目節目の行事が今でも大切にされていることによって、食卓にきちんと旬があると感じた。貴重な美しい器に盛り付けられた料理の写真にうっとり。2018/02/19
a43
16
積んでたやつ。本屋で、このシリーズが気になっていたのだよね。特に妖怪。でもこれもよかった。茶道の家元の著なので、京都の昔ながらの行事や、懐石料理の知識も得られた。でも薄いので、入門書。オールカラーで写真が多いのは目に楽しい。京都のおいなりさんは三角とか、いろいろ知らなかった。あと料理の器が砧青磁やバカラや蒔絵椀やらスゴイ。2015/11/27
彩灯尋
7
柚ごはんに心惹かれた。ごはんにちょっとお醤油を垂らして、ぎゅっと柚を搾る。食べたい。京料理は飾りすぎず、シンプルに素材の味を生かしている料理という印象。そして写真もきれい。2018/04/18
Hiroshi
3
武者小路千家の家元の奥さんと娘さんが書いた京料理の本。京都の町自体が季節を重んじるが、季節を大事にするお茶の家元の家族が書かれたので、より繊細に季節感が表れている。「京料理」とは、公家を中心とした「大饗料理」、武士を中心とした「本膳料理」、寺院を中心とした、「精進料理」茶道と共に発達した「懐石料理」、京都の一般の人が食べる「町方料理」が発展して混合されたものだ。概して素材を食べる料理であり、だしで素材の旨みを引き出して少ない調味料で食べるという。旬が大事なのだろう。写真が大変綺麗だ。料理と器の具合もいい。2017/08/03
乃木ひかり
2
きれいな写真と解説が載っているのがこのシリーズの特徴。どの料理も趣があり美しい。さらにレシピが載っているのも嬉しいポイント。2017/04/15