内容説明
お勝の娘お琴と因縁が深いおひわを助けたことがきっかけで、『ごんげん長屋』の新たな住人となったお栄。料理屋『喜多村』の台所女中としての勤めぶりも評判がよく、長屋の皆ともすっかり打ち解けたお栄が、正月十六日に長屋の皆に料理を振る舞いたいという。「藪入り」の長屋を賑わす『葱飯』のお味やいかに──!? くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第九弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
68
シリーズ第9弾。根津権現近くにある質舗「岩木屋」の番頭を勤めるごんげん長屋に住むお勝。今作もお勝のカッコ良さと温かい周囲の人たちが描く物語。最終章が最も切ない。長屋の藤七が知り合いの仙五郎から話があるという。死期が迫った仙五郎の最後になる話とは過去に自分が犯した罪を全て話すというもの。聞かされた藤七もお勝もどうしてよいやら…。事情が絡む過去の話ゆえ、今更ながらの思いと罪は罪の思いが二人の胸を交錯させる。別れた娘に起こった出来事が父親の人生を狂わせるが、最後に取ったお勝の判断は間違っていないと信じたい。2024/09/24
やま
39
江戸は根津権現社の南側にある質舗「岩木屋」の番頭お勝40才は、根津権現社の近くの「ごんげん長屋」に住まいして、お琴14才、幸助12才、お妙9才の3人の子供たちを、女手ひとつで育てています。また、お勝は、香取神道流の小太刀の遣い手でもあります。 旗本屋敷に奉公に出た時に、当主の手が付いて生まれた我が子と引き離されたお勝は、八年前、神田の火事で根津に避難してきて身寄りをなくしたお琴を引き取り。その後、孤児になった幸助や山門の下に捨て置かれたお妙を引き取って育てています。2026/06/14
ごへいもち
11
頼りになるお勝さん2025/02/21
ときわ
4
死ぬ前に犯した罪を告白したい。でもそれを縁はあるけどほぼ無関係の人に告げるのは身勝手だと思う。すごく重いものを受け取ってしまって、返すことも出来ない藤七。そんな藤七のためにとことん嘘を重ねて工夫して、後始末をするお勝はお人好しと言って良いのかな。2024/09/30
蕭白
3
良かったです。2026/05/09




