双葉文庫<br> ごんげん長屋つれづれ帖 : 11 苦難の母

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双葉文庫
ごんげん長屋つれづれ帖 : 11 苦難の母

  • 著者名:金子成人【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 双葉社(2025/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784575672565

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内容説明

お勝たちの二軒隣に住まう鳶の岩造とお富の夫婦。喧嘩をしつつも仲睦まじい二人だが、このところお富の調子が悪いという。お啓たちが心配するなか、ついには医者の屋敷に運び込まれたお富だが、具合が悪いのは病ではなく子を宿していたためだった。朗報に長屋の皆は喜ぶが、当のお富は、産むことに迷いを見せて──。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第十一弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

66
シリーズ第11弾。江戸の5月の半ばは蛍狩り、大川の川開きで花火も上がる。お勝が番頭を勤める損料貸し屋「岩木屋」に蚊帳を借りに来る人が増えるのもこの季節。季節ものは買うより借りろってな具合。今作もお勝はいろんな相談事を持ちかけられ解決策に奔走。長屋の手習い師匠の栄五郎の元妻が病床で長くはないらしいと。会いにいくかどうか迷う栄五郎の背中を押すお勝。最後は切なくてジワリとくる。お富が妊娠して長屋をあげて大騒ぎ。不安でならないお富にとって皆の期待は重すぎる。頼りになる女医さん登場で何だか安心。次回は出産の巻かな。2025/09/21

ときわ

11
安心して読めるシリーズなのでうれしい。お勝さんは周りに吹聴したりしないので皆が頼りにして相談する。ちょっと聞いただけで回りに言ったりする人もいてそれが騒ぎを大きくしたり。詐欺にあう人、妊娠したことで精神が不安定になったり、とか現代社会のことを時代物に持ってきて解決は時代物としているのかな。この長屋の人たちをこれからも応援したい。2025/10/30

いちな

2
少しずつ時が流れるごんげん長屋。狐の話はモヤっとしたが次巻はおめでたありの幸せな話でありますように。2025/11/19

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