双葉文庫<br> ごんげん長屋つれづれ帖 : 2 ゆく年に

個数:1
紙書籍版価格
¥704
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

双葉文庫
ごんげん長屋つれづれ帖 : 2 ゆく年に

  • 著者名:金子成人【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 双葉社(2021/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575670431

ファイル: /

内容説明

根津権現門前町にある裏店、通称『ごんげん長屋』の住人で、樽ころをしている国松の女房のおたかが倒れてしまった。身重のおたかの身を案じた長屋の女房たちが交代で世話を焼いたことで、おたかはなんとか快方に向かうのだが、住人の厚意に恐縮しっぱなしの亭主の国松は、お勝に意外な決意を打ち明けてくる――。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、感涙必至のシリーズ第二弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

80
シリーズ第2弾。根津権現門前町にあるごんげん長屋に暮らす人々の師走の姿を綴った物語。ここに住まう質屋の番頭をしているお勝が頼りになる存在で長屋のまとめ役と言ってもいいくらい頼もしい。今回も、夫婦げんかの仲裁に、自死した娘の仇を取るため命を永らえている男に寄り添ったり、慌ただしい年の瀬に長屋は何かと騒がしい。「女房妬くほど亭主もてもせず」の川柳を地で行く話は面白かった。どんな時でもお勝に頼る長屋の住民だが、お勝自身にも過去がありそれが切ない。長屋と市井の人々の話は色々楽しませてくれる。2021/04/02

やま

77
文政元年(1818年)11月から大晦日までを。江戸は根津権現社の近くの「ごんげん長屋」に住まいして3人の孤児を引き取り、女手ひとつで育てるお勝は、女ながら質舗・岩木屋の番頭を務めています。こまかく江戸模様がよく書かれています。読んでいて、心がなごみ、笑顔が出たり、驚いたりと飽きることがありません。今作の中で沢木栄五郎の潔さがでた「天竺浪人」が特に良かったです。シリーズ2作目。字の大きさは…中。天竺浪人、悋気の蟲、雪の首ふり坂、ゆく年に、短編4話。 2021/08/03

とし

76
ごんげん長屋つれづれ帖 「ゆく年に」2巻。ごんげん長屋に住む人達のそれぞれの年の瀬、樽ころの国松さんの女房身重のおたかさん倒れるが、長屋の女房達が世話を焼く人情がいいですね。2022/01/23

のんちゃん

31
江戸根津権現町の質舗で番頭を勤め、その町の長屋に子供三人と暮らす、気風のよいお勝とその長屋の人々の暮らしを描く時代小説第二弾。今回もお勝の秘するところの話の核心が出てこなかったので、第三弾に期待。それにしても江戸時代の人は脚が達者だったんだなぁと時代小説を読むたびにいつも感心する。交通信号機が無い分、時間はかからないかもしれないが、根津から日本橋馬喰町まで歩くって凄い😳2021/04/15

masayuki

25
ごんげん長屋にはあたたかい人情が溢れている。困ったことが起きれば、みんなで助け合う。誰かが病になれば、みんなで看病する。難題を解決に導くのは、人情味あふれ、きっぷのいいお勝さん。シリーズ二作目も、読み終わったら心がほっこりし、幸せな気分になった。2022/02/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17444491
  • ご注意事項