内容説明
お勝たちの隣に住まう足袋屋『弥勒屋』の番頭治兵衛。二十六夜待ちで月光の中に菩薩様のお姿を見たと言ってご機嫌だったはずのこの男が、ここ数日浮かぬ顔をしているという。『弥勒屋』の主の徳右衛門から話を聞いたお勝は仕事帰りに店の前を通りかかるが、そこで船頭姿の若者と揉めている治兵衛の姿を目にして――。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第六弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
80
シリーズ第6弾。根津権現門前町の「ごんげん長屋」に住むお勝を中心に長屋の住人たちが織りなす江戸人情物語。こんげん長屋に一部屋空き家があるが、ほおっておくといろんな噂が飛び交うので入居者募集をすることに。そこにやってきた若い男。試験的に数泊させて欲しいといい、毎晩長屋の住人たちと酒盛りをする。何か怪しいとにらんだお勝、住人たちが取った作戦とは。長屋の住人・治兵衛の過去が語られる「菩薩の顔」がいい。当たり前だけど、治兵衛にも若い頃があったんだなとしみじみ感じながらラストにほっこり。2023/04/04
やま
61
女手ひとつで三人の子供を育てるお勝の奮闘物語です。文政二年(1819年)、江戸は根津権現社の近くの「ごんげん長屋」に住まいして、孤児であったお琴13才、幸助11才、お妙8才の3人の子供たちを引き取り、女手ひとつで育てるお勝39才は、女ながら根津権現社の南側にある質舗「岩木屋」の番頭を務めています。2024/01/14
はにこ
47
長屋に怪しいやつがやってくる話、鶴太郎が濡れ衣を着せられそうになった話、お腹の子供の父親の身代わりをしようとした話、治兵衛さんの過去がわかる、菩薩の顔の4編。治兵衛さんの過去は悲しい過去だったね。まだまたま遅くない、幸せになってほしいけどね。それにしてもお勝さんは毎日大忙しだねぇ。2025/08/07
ごへいもち
15
安心して読める2024/06/22
ひ ろ
15
★★★☆☆2023/07/16
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