内容説明
あの女から眼を離すな!
極楽のあとの地獄――
唐渡りの秘薬をめぐる暗闘。
庭で嗤いながら刀を振り廻し、家来を斬った若い侍が父親に成敗された。
彼を錯乱させた背後には何やら怪しい秘薬の影が。
一方、秋山久蔵は十年前に島流しになった浪人の女房・おそのの様子がどこかおかしいことを知る。
普段は慎ましく暮らす女を尾行てみると、男から小さな紙包みを手に入れていた……。
人気シリーズ第十八弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
131
シリーズ最新第18弾。安心して読み進められる4話の中で『由松命』が特に好き。最後の『茶番劇』はさすがに鈍い私でも予想がついた話ではあった(珍しい)2024/01/30
真理そら
53
「真似事」「流人船」「由松命」「茶番劇」の4編。「真似事」はこのシリーズには珍しく少し後味が悪い。「由松命」は切ない話。今回は大助クンが箒を振り回すだけだったのがちょっと寂しいと思う大助ファンの読者なのである。2024/01/15
goodchoice
2
今回も久蔵チームはスッキリ問題解決!いつ読んでも心地よい。2024/03/25