文春文庫<br> 返討ち 新・秋山久蔵御用控(四)

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文春文庫
返討ち 新・秋山久蔵御用控(四)

  • 著者名:藤井邦夫【著】
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 文藝春秋(2019/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167912581

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内容説明

息詰まる展開の「新・秋山久蔵御用控」第4弾!

武家の妻女風の女が、名前も家も、昔のことも分からない状態で寺に保護された。だが久蔵の手下が見張りにつく中、女は姿を消した。女は何もわからない“ふり”をしているのではないか――。
一方、仇討免許状を届け出た若い侍が、武家の妻女を探していた。侍は元宇都宮藩藩士で、兄を朋輩に斬られ、その敵を討つつもりだという。そしてその兄の妻こそが、何もわからないふりをしていた女のようだ。
だがその頃、その女は敵であるはずの男を探し当て、そこに身を寄せていた。
はたして事の真相は、そして女の目的は何なのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

144
新シリーズの第4弾。いつもの面々が事件を追い久蔵が裁く。穏やかで徳のある者の裏の顔や、一人働きの盗人同士のあくどさに、いつの世も変わらぬバカ息子に甘い親。タイトル作はちょっと切なかった。ところで、そろそろ和馬に目出度い話があってもいいんじゃないでしょうか?柳橋も代替わりが進み、大助も成長がうかがえるのだもの。このシリーズは安心して読めるなぁ。2019/04/28

とし

97
新・秋山久蔵御用控「返討ち」4巻。いつもながら安定感バッグン、幸吉さんも、二代目柳橋の親分らしくなってきましたね、大助さん活躍も、いつもながら久蔵さん情け容赦ない裁きと情の裁きは良いですね。2019/05/28

真理そら

29
「俄狂言」は早い段階で状況が分かってしまうが、趣向が楽しかった。新ジリーズになってからは、このシリーズ独特の情感溢れる季節感が薄らいだ気がして少し寂しい。今作は可愛い大助が影薄だったのも少し寂しかったかな。2019/04/19

zuccalove

3
仲間との連携が本当に素晴らしい。 久蔵さんの大立ち回りは少ないものキレのあるお裁き、素敵です。2019/10/26

goodchoice

2
淡々といた語り口で進む物語の一編一編に味があり、読んでいて楽しめる。珍しい展開にはならないが、その分安定感があふれ、いわゆる捕物帳としての楽しさがとても楽しい。2019/05/20

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