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内容説明
「もしも、無限の時間があったなら───…」ルネサンス期のフィレンツェで、若きミケランジェロと出会ったファサード。後世に名を残す偉大な芸術家となる彼は、気難しく人を寄せつけない頑固な職人気質の青年に見えたが、実際は、純粋に芸術を愛する不器用でチャーミングな人物だった。そんな彼と行動を共にすることになったファサードだが……? ルネサンスが開花した芸術の都で、ミケランジェロの芸術家魂に触れる長篇「そこに在る君へ」前半部を収録!「ただ──祈ろう 君が幸せでありますように───」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
23
『ファサード』最新巻は、ルネサンス期のフィレンツェを描く「そこに在る君へ」。気難しい職人肌の若きミケランジェロの良き理解者となるファサード。誤解により反目し合っていたダ・ヴィンチとの仲を取り持ったりもする。実はダ・ヴィンチに憧れ、尊敬の念を抱いていたミケランジェロのときめく表情が可愛い。とっておきのエピソードらしく、1巻分では収まりきれず、物語は次巻へ続く。『ファサード』は時空を超える設定なので、自分の好きなジャンル、時代、人物を描くことができる。(つづく)2023/12/30
ネムコ
18
今回は“教授”の蘊蓄が長めで読むのがちょっとしんどかった。その時代の歴史的背景とか面白いんだけど、知らない知識を頭に詰め込むのに忙しくて、ストーリーが頭に入りづらかった。ミケランジェロとレオナルド・ダ・ヴィンチが顔見知りだったとは知らなかったな。2024/01/27
aisu
11
23巻まで未読で、雑誌でミケランジェロ編を少し見たので、それの載っているこの巻の発売を楽しみにしていました(既刊を読んでなくてもイケる。ミケ編は次巻で完結らしい?)。主人公ファサードは時空を彷徨って(但し自分の意思ではなく、いつどこに飛ばされるかわからない)ルネサンスのイタリアに来ました。レオナルドと対決するミケ、ローマ編、過去に戻ってメディチ家のロレンツォ(作者はこの人大好き)の所にいる少年時代…。主人公は11巻では古代ローマに行ってネロに会ってるらしいからその辺も読みたい。2023/12/27
みゃお
5
ミケランジェロ編 ルネサンスの偉人達とそのパトロンとの交流。 一般的に云われているような方達も 見方を変えると 実は…といったお話。 ここの所重めの話が多かったので、のびのびしてて よかった。 2023/12/27
kinta
4
ミケランジェロとの邂逅。ファサードならではの立ち位置にて(というかお母さんかい??)ルネッサンスに身を置く。思った以上に危険だし価値観の戦争のような様相を呈している。そんなヒリヒリした感覚の中での作品。不自由さと芸術への矜持が溢れかえっている。でもとりあえずみんなの無事を祈っている。そしてルネッサンスはあと1巻で終わる気がしないww2024/01/06