カドカワデジタルコミックス リヴァイアサン（９）

著者名：大塚英志【原作】/衣谷遊【作画】

KADOKAWA（2023/11発売）

• ISBN：9784840226738

内容説明

リヴァイアサン……それは終末を告げに降臨する獣の名だ…しかし終末の獣は現れず、世界は新たな千年紀を迎え、消息不明であった三溝耕平は辺境から生還を果たす。リカオニーと呼ばれる獣の姿をした人間を、東京に増殖させる謎の少年ロック。犬彦に眠る狼男の血を目覚めさせることで、狼人間が東京を滅ぼすことに…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ミュポトワ@猫mode]

リヴァイアサン 9巻目。長かったあちら側の内容がなんとなくわかった。でもこれが正解なの？あちら側のまたあちら側があるような気がするんだけれど。こういう並行世界線のお話って結構多いけど、キリがないんだよね。あちらとこちらだけで片付くわけもなくて、無限に並行世界って広がっているから。ここで見えたのもその並行世界の一端ではないかと思ったりする。とか考えるとホントキリがないんだよなぁ。この漫画はどこを落としどころにするんだろうか。気になるね。ってことで、10巻も続けて読んでいきたいと思います♪

2025/10/26

[眠る山猫屋]

リカオニー編終了。犬彦が犬彦らしくて良かった。可愛い身内もできたことだし。ロックの現実世界での悲劇、そして憎しみによるリカオニー革命が、先代リヴァイアサンとしての使命と結び付いていたなんて。現実世界でもダークな世界改変があったという設定は意外だった。奈々山先生、何者なんだろう？

2016/09/27

[六郎（大トロ）]

リカオニーの反乱。それは既に目と鼻の先にあった。恩師奈々山との別れ、三日月の夜に目覚めた犬彦。そして消える緑郎と『現実世界』の出来事。全ては終末のせいなのか。それともリヴァイアサンのせいなのか。リカオニー事件の結末は如何に。そして三溝耕平が前に提示した「契約書の内容」とは。そしてまた新たなる事件が勃発する。その事件の正体は『猿』。さつきたちは、とうとう、終末の正体に足を踏み入れることとなる。

大塚原作の漫画の中でも殊更に、手塚へのオマージュがつよく表れている作品だよなあ。

2009/03/12