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内容説明
リヴァイアサン……それは終末を告げに降臨する獣の名だ…しかし終末の獣は現れず、世界は新たな千年紀を迎え、消息不明であった三溝耕平は辺境から生還を果たし東京に戻ってきた。終末の到来を頑なに拒み続ける耕平に、「光に近いモノたち」はついに最後の手段に出る。現実と虚構が交錯する街・東京は最終戦争(ハルマゲドン)の舞台となった!終末を告げし獣・リヴァイアサンを巡る新たなる千年紀――ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
6
素晴らしいエンディングでした。七人の守護者たちの静かな闘いも切なく・・・。まさかのフーセン国王(イラクのね)や神戸児童殺害事件、震災後の異民族虐殺などなど、ギリギリのエピソードを含ませて、物語は一気にエンディングへ。これは再販難しい訳だわ(苦笑)他者を取り込み、あるいは殲滅してきた歴史を改変し、他者を受け入れる事ができる世界、それは五人を一人に混ぜ合わされた三溝耕平=リヴァイアサンだからこそ為し遂げられる可能性なんでしょうね。まぁそれも、一人の女性を愛し続けた彼だからこそなのかな。2016/09/29
ローマ奏者
3
中盤の超展開は素敵だし、バーチャルの世界の7人は各々自分の現実で戦うという発想も素晴らしいだけど、ストーリーのリズムはちょうどヤバすぎじゃないんですか。最後の決戦もなんとなく燃えるが、主線にうとうとした状況は変えられません。2022/04/27
六郎(大トロ)
1
集められた7人、神との闘い。これが最終戦争なのだろうか。茜の戦いは終わり、そしてまた1人戦いを終える。天国は何処だ。神は何処だ、神とはなんだ。さつきとは一体なんだ。三溝耕平は全てを受け入れる。リヴァイアサンとして。誰も傷つけることなく、祈り、祝福を願う。今までそうして来たのが当たり前だったからだろうか、もしくは全て、さつきの為だったのだろうか。この物語は結末を迎えた。もう、誰一人否定に怯える必要はなくなったのだ。これは1つの夢だったのかもしれない。たった1人の、女性の「夢」。2018/08/23
szst
1
最後は様々な解釈ができますが、現実では目覚めたさつきが彼と共に生き、全てを喰らった影の東京では慈愛が混沌を包み込み多種多様の者たちが共存するというハッピーエンドと受け取りました。別の男性を選ぶ前に戻って共に平穏を過ごすのも、恋人とはまた別の形で愛せるのも幸せじゃないかな。摩陀羅神話はよくわかりません。2011/08/08
リンダ
1
伏線を回収しきってんだかできてないんだか?だけどこのごちゃごちゃした感じの終わり方がリヴァイアサンらしさなのかな。2009/06/29