内容説明
美男美女のあり得ない心中は幽霊の仕業か化け物か
大川の小舟で発見された心中死体は、別々の事件で死んだはずの二人だった。洗い直すと怪しいことばかり。次々に起こる怪異の行方は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
48
ガツンッとくる訳ではないけどスラスラ読み進めれる面白さがありますね2024/01/11
ひさか
23
2023年8月文春文庫刊。書き下ろし。南町奉行シリーズ7作目。今回はそれほどの無気味さはなかった。謎もそれ程でもなく、いつものメンバーのドタバタ騒ぎで終わったような感じかな。次回に期待。
イシカミハサミ
12
これはこのシリーズでないと味わえない構成で、 このシリーズでないと成り立たないストーリー。 このシリーズの黒幕になるのかもしれない名前も登場。 いよいよ終盤かな。2024/03/28
一五
11
今回 登場人物が多くて、誰だっけ? おたかさんの出番はなかったが、宮尾が数匹の猫になつかれて困り顔の所 笑える2023/10/15
ふわりん
9
南町奉行の根岸を軸にいつもの配下たちが活躍する、が、今回はサラサラと流れてちょっと盛り上がりが少なかった印象かな。毎回楽しみな雨傘屋の仕掛けも空に浮く巨大な足首しか出て来ず、心中事件にもっと何か関わるのかと期待してだけどそれまでで残念。でも、どの小説にも当てはまるけどやっぱり風野さんのせりふの言い回しは独特で面白い。これが硬くなりがちな時代小説なのに全体を柔らかく現代風にしてるポイントかもしれない。「味見方同心」も楽しみだし、今更一巻からは時間がかかると思い敬遠してる他のシリーズも読みたいんだけどなぁ。2023/12/04