内容説明
たいこもち超弦亭ぽん助は本当に死神なのか?
その幇間と遊んだ客はなぜか数日以内に非業の死を遂げる。紙問屋大松屋の若旦那が溺死。根岸肥前守たちが噂の幇間を追ってみると……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
38
人間の恐ろしさ2024/06/26
ひさか
24
2024年1月文春文庫刊。書き下ろし。南町奉行シリーズ8作目。野だいこの影、座敷わらしの目、死んだ猫の絵、黄昏に消ゆ、竹光の辻斬り、の4つの連作短編。自殺幇助、自殺教唆的な犯罪をあばく根岸班の地道な操作とひらめきと活躍が面白く楽しい。2024/02/19
一五
13
死神幇間はおちゃらけてるが、気味悪い奴だ。 もう最近は事件より、根岸たちの動き言動を楽しんでいる2025/03/12
イシカミハサミ
13
読む順番を間違えたかと思った。 前の巻が異色の作風で、 ラスボス感のある商人も登場したので そちらに向かって物語が進んでいくのかと思ったけれど、 すっかり元通りの作風に。 宮尾、翔ける。2024/04/23
まこ
10
坂巻に久助と懐かしい顔が再登場して、根岸さんの顔の広さは相変わらず。聞き上手で気持ちに寄り添えるも、このシリーズではお馴染みの要素だけど一つ間違えたらどうなってしまうんだろう。最近、幕府上層部の不穏な動きも出てくるが、根岸さんは関わる気ねーぞw2024/01/20