警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(5)

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警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(5)

  • ISBN:9784065296523

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内容説明

文明開化真っ盛りの、明治期、帝都・東京に亡霊のごとく現れた「あってはならぬ街」――「大名小路」!それは徳川の世からの禍々しい逆襲か、はたまた不平士族による策謀か?高級官僚の相次ぐ殺害事件に、色めき立つ警視庁。かたや元・同心の千羽兵四郎は同じ大名小路に関わる、謎の猿仮面の暗殺団に命を狙われる。怪奇と剣劇が絶妙にクロスする「幻談大名小路」編、絶好調!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

麦ちゃんの下僕

97
山田風太郎『警視庁草紙』のコミカライズ第5巻。今回は「幻談大名小路」の完結編ですが…とにかく東直輝さんの“画力”に終始圧倒されっぱなし!新宿太宗寺の閻魔大王&奪衣婆のリアルな迫力や“スイッチの入った”藤田五郎(=斎藤一)の表情のインパクトも凄まじいですし…ミレイの名画《オフィーリア》を模した演出も心憎いですね!そして、子供時代の夏目漱石&樋口一葉が登場するのも実に印象的でした。藤田や今井信郎ら警視庁4人組の“チーム”としての魅力が一段とアップしているのも良いですね…“猿の首”のシーンの描写も秀逸でした!2023/08/27

kadocks

3
「幻談大名小路」了。夏目漱石と樋口一葉のくだり、山田風太郎の夢想がいい。講談新聞に出てくる、この時代の「妾」を円地文子が描く「女坂」、読んだ事なかったので、読みたくなる。とりあえず古本でも探してみようかと思ったら現役で新潮文庫にある。早速買ってこよう。 2023/12/04

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