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内容説明
「最恐の獄」伝馬町に囚われた「隠れ淫売」達の中に、坂本龍馬・高杉晋作の愛した女達がいる!千羽兵四郎が明かした、その事実に、動揺する警視庁の面々。牢獄全体が混乱を極める中、かつて京都に名を轟かせた新選組、随一の剣客「斎藤一」が兵四郎の前に立ちふさがる。幕末の志士への「鎮魂歌(レクイエム)」が全編を彩る「人も獣も天地の虫」編、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麦ちゃんの下僕
103
山田風太郎『警視庁草紙』のコミカライズ第4巻。「人も獣も天地の虫」完結&新章「幻談大名小路」スタート!これまでになくアクションシーン多めでドキドキワクワク(笑)…一方で藤田五郎=斎藤一のキャラも幅が広がってクスッと笑えます。実在の人物が意外な形で登場するのも魅力のこの作品…次巻では少年時代のあの“文豪”も登場するとか!?当初のミステリー要素はすっかり影を潜めてしまいましたが(苦笑)…ストーリーはどんどん面白味を増してきていますね!2022/11/12
ミュポトワ@猫mode
68
親に何巻でもいいから買ってこいと言われて、買ってきた本。本屋さんには若い巻数はこれしかなかったので。しかもよんだらつまらんとか言う始末なので、どんなもんだろって思って今回読んでみた。言うほどつまらない本でもなかったけどね。まぁ集めようとは思わないが。これはこれでアリじゃないかなぁ。ただ、俺は山田風太郎先生は小説で読みたい派です…2023/11/08
kadocks
4
四巻は「人も獣も天地の虫」完結。オリジナル思い出して楽しく読まされた。「幻談大名小路」は内藤新宿の物語。内藤新宿探してGoogle Map立ち上げてイマーシブマップで暫くハマりまくる。都内の今が立体に見えてワクワク、は置いておいて、内藤新宿は御苑あたり。閻魔を見に行ってみたくなった。こういう作品を読むと過去と現在の揺らぎにクラクラする。やっぱり東京は面白い。2023/12/04