角川文庫<br> 仮面城

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角川文庫
仮面城

  • 著者名:横溝正史【著者】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 特価 ¥585(本体¥532)
  • KADOKAWA(2022/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041129104

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内容説明

朝の尋ね人コーナーに、突然自分の名前が出てきたのを見て、文彦少年は驚いた。不思議に思いつつその人物に会いに出かけ、雑木林を抜けて古びた洋館にたどり着いたその時、館の中から少女の悲鳴が聞こえた。夢中で中へ飛び込むと、そこには頭に鮮血を滲ませ、床に倒れた老人が! ふとしたことで恐ろしい事件に巻き込まれる少年たちと、金田一耕助の活躍を描いた表題作の他「悪魔の画像」「ビーナスの星」「怪盗どくろ指紋」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ayako

25
ジメッとした横溝ワールドに浸りたくて読み始めたが、まさかのジュブナイル小説だった。4編が収められた短編集ではあるものの、表題作の仮面城がかなりのページ数を占める。仮面城はいわゆる王道ストーリーもので、テンポが良くて楽しめた。金田一耕助と少年たちの活躍に、大人ながらワクワクした。また東京の実在の土地が登場するので、小説が書かれた昭和20年代と現在の街並みの差異も興味深い。他の短編では新聞記者・三津木俊助が登場するものもあり、特に往年のファンは読んで損はないと感じた。2024/09/05

しーふぉ

22
金田一シリーズだが、少年向けのようです。アクションあり、怪人あり。2023/04/17

20
みなさんのレビューを読みどうやら少年向けの金田一耕助シリーズだと知りました。タイトルにもなっている仮面城が大半を占め、残り3作の短編が収録されています。小学生が事件の中心に巻き込まれれ、金田一耕助と行動を共にするのはいささか無理があるのでは…と思わなくもない本作。けれどそのような無茶設定を差し引いても、宝石の謎、宝石を狙う銀仮面の正体、謎の老婆の正体、文彦の出自…などなど見所が多く、金田一シリーズのおどろおどろしさ、グロさがなくとも、とても楽しめた作品でした。2024/07/15

marty@もぶおん学

9
初出はS26.4らしいが、冒頭からテレビ(初放映はS28.2の由)が出てくるので、どこかのタイミングでラジオをテレビに改稿したのではないか。というわけで、冒頭から個人情報を思いっきりテレビ(ラジオ?)で公開された少年・竹田文彦君が事件に巻き込まれて、彼の父親と知り合いだったという金田一耕助が乗り出す展開。宝石を執拗につけ狙う怪人・銀仮面が本作の黒幕であるが、その正体は読んでいくうちに大体想像がつく。タイトルの仮面城は、銀仮面の本拠地である。2024/03/03

奥田智徳

8
表題作のジュブナイルは十分面白かった。それよりも最後の2作品に大学生の三津木俊助と新聞記者の三津木俊助、更に由利先生が登場したのは、嬉しかったなぁー。2023/10/09

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