角川文庫<br> 迷宮の扉

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角川文庫
迷宮の扉

  • 著者名:横溝正史【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 特価 ¥554(本体¥504)
  • KADOKAWA(2022/07発売)
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  • ISBN:9784041126127

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内容説明

金田一耕助の行く所、必ず事件あり。三浦半島巡りを楽しんでいた金田一は、嵐に遭い、竜神館という屋敷へ逃げこんだ。直後、一発の銃声と共に背中を撃たれた男が土間に倒れこんできた。殺された男は、毎年この屋敷の主、東海林日奈児少年の誕生日に、カードを届け、ケーキを切りにくる男だった。莫大な財産をめぐる人々の葛藤をテーマに、完璧なトリックと緻密な構成で描く傑作本格推理、ほか二篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

20
定期的に金田一耕助シリーズを読みたくなる。今回は三浦半島巡りを楽しんでいたところ、嵐に逢い竜神館という屋敷に金田一耕助が逃げ込んだ矢先に事件が起きる。竜神館と海神館、シャム双生児と莫大な遺産を巡る事件と盛りだくさんの内容だが、終わり方がやはりいただけないなあと思う。子供向けの作品らしいが、双子の結末も去ることながら、実子より自分に忠実な部下を優先する親が酷くえげつないな…とぞっとした。2024/10/20

coco夏ko10角

20
『迷宮の扉』金田一耕助シリーズ。双子やわけありの館、とワクワクして読み進めたけど結末がちょっと…。 『片耳の男』主人公の宇佐美慎介、もっと登場してもよさそうなキャラだなと調べたら登場作他にもあったのでそのうち。 『動かぬ時計』この短さだから良さが。2023/01/31

marty@もぶおん学

9
ジュブナイルものとしては珍しく、怪獣男爵のような怪人が登場する活劇ではなく、もう少し上の対象年齢を意識した本格ミステリ風味の作品である。作中年代も昭和33年10月と明記されている。嵐の中、金田一耕助が三浦半島の外れに建つ竜神館を訪れ、ワケありな住人たちの秘密に巻き込まれていく……という展開は良いのだが、他の感想でも散見されるように、その結末は必ずしも後味の良いものではない(対象読者を考えればなおさら)。本格風味のジュブナイルというコンセプトは良いので、他にも何作品か同じような路線のものを読んでみたかった。2024/03/20

餅屋

8
昭和33年の金田一、ジュブナイル作品▲三浦半島巡りを楽しんでいると、嵐に遭い、竜神館という屋敷へ逃げこむことに…一発の銃声と共に男が背中を撃たれ…▼定番の怪人ものではなく、『竜神館』『海神館』『双玉荘』と三つも出てくる館ものスリラーなのかな?ただ、探偵役に少年を配し活躍させるわけでなく、金田一探偵が出ずっぱり…その割にボロボロと取りこぼす…相変わらずの殺人防御率の低さで…等々力警部もにがり顔を隠せない…『悪魔の寵児』事件の最中で余裕がなかったのでしょうか?短編「片耳の男」「動かぬ時計」を併録(1958年)2024/08/02

ミキ

8
2024-34:元シャム双生児とか命を狙われている富豪とか厨二病満載で面白かった。防御率の低さよ、、、2024/05/08

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