角川文庫<br> 魔女の暦

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角川文庫
魔女の暦

  • 著者名:横溝正史【著者】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 特価 ¥600(本体¥546)
  • KADOKAWA(2021/09発売)
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  • ISBN:9784041118429

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内容説明

浅草のレビュー小屋舞台中央で起きた残虐な殺人事件。魔女役が次々と殺される――。不適な予告をする犯人「魔女の暦」の狙いは? 怪奇な雰囲気に本格推理の醍醐味を盛り込む、傑作長編推理

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

96
【金田一耕助シリーズ】「魔女の暦」「火の十字架」の、中編2作品。戦後のストリップ劇場が舞台、戦争の悲劇から生まれ出て来た殺人を描いている。どちらも予測される結末へ促されるものの、その通りの終わりにならない所に物語の特徴がある。ただタイトル作品は、登場人物に感情移入出来なくて、本当の意味でのどんでん返しを、味わえなくて残念でした。「火の十字架」も背景は似た設定ではあるのだが、こちらは「顔の無い死体」のトリックである。現代医学では簡単に特定出来る遺体も、謎解きという上で当時のトリックはミステリの醍醐味である。2022/09/18

紫陽花

39
魔女の暦、火の十字架の短編二作品で構成されています。時代は、戦後の混乱期からようやく復興に向けて進み出したころの日本です。数十年前に読んだときは、やや懐かしいながらも身近に感じた時代背景での物語の展開でしたが、今読むと別世界ですね。マッチ、ストリップ劇場、日めくりカレンダー、ソ連からの引き揚げ、防空壕…。時代を感じさせる内容でした。2022/06/25

32
このエログロさが金田一シリーズだなぁと。収録されている2編とも読んだことがなかったので復刊はありがたいな。2021/12/30

備忘録

19
中編2編 どちらも戦後を経て復興期に入った頃のストリップを舞台にした事件 登場人物が性に奔放な人物が多く、下世話な話題も多々見られる トリックの緻密さよりは、複雑な人間関係を探りながら犯人を探していくという内容2025/01/30

coco夏ko10角

19
金田一耕助シリーズ、中編2作収録。当時の空気が。『魔女の暦』もよかったけど、『火の十字架』の方がテンポもトリックも良くてより面白かった。2021/12/10

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