角川文庫<br> 迷路の花嫁

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角川文庫
迷路の花嫁

  • 著者名:横溝正史【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2021/10発売)
  • 新生活を応援!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~4/5)
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  • ISBN:9784041118436

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内容説明

かけ出しの小説家松原浩三は、ふとしたことからとてつもない恐ろしい事件に巻き込まれていった。暗い夜の町を散策していた彼は、偶然行き会った若い女の異常な様子に不審を抱き、後を追いかけた。だが、通りがかりの警官と共に、女が消えた路地へ踏み込んだ彼は戦慄した! 軒灯にヤモリが這うクモの巣だらけの無気味な家、そして縁側からまっ赤な猫の足跡が続き、血の海と化した座敷には、無数の切り傷から鮮血をしたたらす全裸の女の死体が……。横溝正史の傑作長編推理小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

184
雨催いのじめじめした夜、コートを着た女が血塗れの手袋を落として去る。家では霊媒の女が全裸で12カ所も切られ絶命している。この冒頭は本陣殺人事件に連なる探偵小説の筆法だが、最後に示される金田一耕助の答え合わせは蛇足のような扱いだ。全体の謎解きも、或る作家の行動を通して霧が晴れるように人間関係が見えてくるという形を取り、探偵の出番は少ない。プロットとしては、メロドラマや勧善懲悪の劇として進行し、推理よりも義侠心が解決をもたらす。いわば〝探偵の要らない探偵小説〟だが、風来坊のような耕助にはそれでも居場所がある。2026/01/24

紫陽花

43
数十年ぶりの再読。昭和30年代の作品ですが、読みやすかったです。解説にも書いてあったのですが、この本はトリック重視の本ではありません。人と人との繋がりを重視した内容となっています。悪徳霊媒師…。いつの時代にもいますね。金田一耕助が脇役…。珍しいですね。物語はまぁハッピーエンドとなるので、読後感も良かったです。意外と良い本でした。2022/06/16

coco夏ko10角

25
金田一耕助シリーズ。金田一耕助の出番はほとんど無く、主人公は小説家・松原浩三。霊媒師が殺されて始まったが、途中からは建部多門とその男に関わった女性たちがどうなっていくのか…。他の作品とはちょっと違う感じでこれはこれで面白かった。2022/03/18

nishiyan

13
偶然に行き当たった若い女性の不審な行動に疑問を抱き、彼女が飛び出した屋敷に警官と踏み込むと女性霊媒師・宇賀神薬子が無残な姿で殺害されており、その事件に駆け出しの小説家・松原浩三が挑む金田一もの。金田一耕助はほとんど現れず、ことの顛末を見守るかのような立ち位置でいるのが特徴的な本作。捜査が暗礁に乗り上げると薬子の師である建部多門を巡る入り組んだ人間関係と翻弄された女たちの悲喜こもごもに焦点が当てられ、これが事件解決へと結びつくのだから興味深い。勧善懲悪とメロドラマ的な展開の果てのラストは寂しいものがあった。2022/01/31

芋猫

12
乱歩的ホラーだった前回の『幽霊男』とは全く違った雰囲気、というかこれまでの耕助シリーズの中でも独特な作品だった。霊媒師の宇賀神薬子が惨殺される事件がメインではあるものの、関係者全員の行動がそれぞれ謎すぎて、犯人云々よりも物語全体の真相を知りたい!という気持ちがめちゃくちゃ煽られた。耕助を中心に据えるのではなく、事件に寄り添う第三者に留めているのが効果的すぎる。恐るべし横溝正史!2023/03/04

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