内容説明
片瀬の沖に浮かんでいた若い女の首なし変死体。内股にはスペードのクイーンをあしらった名人彫物師による刺青が! もう一人、同じ刺青をもつ女がいるようで……。複雑に絡み合う謎に金田一耕助が挑む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
23
金田一耕助シリーズ。寝てる女性に同じ刺青をしてその後事件が…って昔読んだことが…でもこの作品は初読だ、前に読んだのはなんだろう、思い出せなくてずっとモヤモヤしてる。刺青のある首なし死体は誰なのか?の謎も事件の流れも面白かった。終盤はやや駆け足に感じた。2022/10/12
寝落ち6段
14
首のない死体は、その死体が誰なのか、というのが中心となる謎だ。目下のところ予想されている人物なのか、身代わりの誰かなのか、そこを同定するところに面白さがあり、なぜ首を切ったのかという物語全体のトリックに繋がる謎である。クイーンの刺青をどう扱うのかを楽しむ話だった。彫亀がとてもよいキャラクターだった。なまじ、そういう世界で生きてきただけあって、一筋縄ではいかぬ人物だった。物語の入口だが、悪魔たちの妖しい悪巧みもあり、好みのシーンだった。2024/11/18
ミキ
7
2024-39:入れ替わりなどトラックが面白かった。犯人はこんな人いたっけというくらい影が薄かった。2024/05/13
T.あまみや
6
没後40年&生誕120年記念企画での復刊。 首なし死体の内股にはスペードのクイーンをあしらった刺青が。一体殺されたのは誰か? サスペンス色も色濃い本格推理小説です。2022/03/12
らむだ
5
作者も何度か書いており、ミステリの定番でもある“顔のない死体”作品。死体の内股にスペードのクイーンをあしらった刺青があるという点が出色。事件自体はそこまで複雑でなく、展開もとんとん拍子で読みやすい仕上がりになっている。2024/02/27
-
- 電子書籍
- 金色の文字使い ―勇者四人に巻き込まれ…
-
- 電子書籍
- ひとりがいい旅
-
- 電子書籍
- 後宮を追放された稀代の悪女は離宮で愛犬…
-
- 電子書籍
- 半年だけの結婚【分冊】 3巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- ファイアガード 新宿警察署特殊事案対策…