テメレア戦記2 翡翠の玉座 下

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テメレア戦記2 翡翠の玉座 下

  • 著者名:ナオミ・ノヴィク/那波かおり
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 静山社(2022/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863896437

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内容説明

大嵐に見舞われ、大海蛇に遭遇し、苦難の末にようやくたどり着いた中国。テメレアは、港に集まった人々に熱烈な歓迎をされる。一方、ローレンスは、航海中にヨンシン皇子の従者に殺されかけ、中国側への疑惑を抱いていた。英国と中国では、ドラゴンの暮らしに大きな違いがあった。中国のドラゴンは、自由を享受しているように見える。テメレアは、英国でのドラゴンの扱いに、疑問を抱き始める。北京では、初めて母に会い、自分の出生の秘密を知る。そした、ローレンスは、テメレアをめぐる紫禁城内の対立と陰謀に巻き込まれていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゃお

20
とにかくてんこ盛りの二作目でした。ローレンスとテメレアを巡っての陰謀。ヨンシン皇子は勿論、味方の筈のハモンドも、そしてその他の登場人物も何を考えているか分からず疑心暗鬼に。航路中には命を狙われたり海蛇との戦い、中国に着いてからも盗賊との戦いなどを経て犠牲者も多数。その中で奴隷制度や竜に対する中国の考え方に接したローレンスとテメレアの考え方が変わっていく様子が何より興味深く今後の展開がより気になる事に。しかしローレンスがそうなるとは意外過ぎでしたねぇ。あ、ところで竜の糞問題も気になりました(笑)。2022/05/15

もち

9
「ああ、これで世界の状況が一変します」◆海に巣食う怪物を退け、中国へ上陸したローレンスたち。自由を謳歌する竜たちを目の当たりにし、絆に翳りが差す。不気味な歓待を受ける一行だったが、思わぬ人物から危機を告げられる。竜を巡る因習が、陰謀を解く鍵だ。■中国国内の描写がひたすら面白い。こうも違うのか、と彼らと共に驚く。終盤、黒幕が暴かれるプロセスと切ない決着シーンが見どころ。ミステリのカタルシスと戦記モノの醍醐味を同時に味わえる。不利状況を全て覆す、とんでもない『一手』も痛快そのもの。2023/12/05

BECHA☆

6
応戦したり、風邪を引いたり、大海蛇が襲来したり、、、ようやく中国に辿り着き異国の扱いに戸惑う一行。テメレアは親兄弟に謁見する。英仏とは全く異なるドラゴンの立ち位置に目を見張るローレンス。2022/03/31

つくし

3
交渉と策略と陰謀の違いがわからなくなるような緊張感で彩られていた下巻。面白かったです。テメレアが素直で健気だからこそ、ローレンスは惑う。ふたりが一緒にいれば確かに感じられる揺るぎないものも、テメレアの成長、そして自立の途上に健やかでないものが介入すると、途端に不安にかられてしまって、その繰り返し。そんな祖国を離れた旅路の果てにふたりがたどり着いた答えには、ああかっこいいなぁとじんわりしました。2022/10/10

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