内容説明
「盃の手もとへよるの雪の酒つもるつもるといひながらのむ」(元の木網),「春の虹手紙の母に愛さるる」(寺山修司)…….一九七九年一月二十五日の「朝日新聞」連載開始以来,世代を超えて広範な人々から愛読されている「折々のうた」.ミリオン・セラーとなっているシリーズの八冊目は,一九八九年九月十五日までの一年分に加筆して編む.
目次
春のうた┴夏のうた┴秋のうた┴冬のうた┴あとがき┴作者略歴(兼キーワード)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
27
#藤原定家 #和歌 時わかぬ波さへ色にいづみ川ははその森にあらし吹くらし「新古今集巻五秋下」 #返歌 時がたち決壊記憶忘れられ地蔵川から内津川へと2016/09/19
夏野菜
5
今年最後。中途半端な巻からだけど。土岐善麿「わが歌はげにも拙し敢て問ふさかしげにして空虚なるといづれ」僧正遍昭「散りぬればのちはあくたになる花を思い知らずもまどふ蝶かな」坪野哲球「鉛筆をこころゆくまで尖らせて小学童子老人となる」山川登美子「ものおもひ二葉のほどと見たりしに大き木となり日を掩ふかな」前川佐美雄「園丁が噴水のねぢをまはすとき朝はしづかな公園となる」2013/12/31
南包
1
折々のうた 第8を読む。風呂の中で第一から読み始めて、8冊目。一日4p、8作品ずつ読むペースだが、いつもそうとは言えず、眠い時や酒の入っている時などは読まないこともある。2pのこともある。一年分の連載が1冊だから、おおよそ1冊、ひと月半。8冊目なので1年くらい。風呂で読むにはちょうど良い本。明日(3/24)から第九に入る。2014/03/23
丰
0
Y-102000/02/21