内容説明
「軍事演習か、緊張するなぁ!」
ジオウとの戦争の気配が高まる中、ロイドたちアザミ王国の面々は国境付近での軍事演習を行うことに。
その実力ゆえに演習が演習にならないロイドを安全に活躍させるため、補給任務と称したお弁当係に任命。
ところが、ロイドが自慢の料理をふるまったのは、なぜか敵国最前線の兵士たちで……奇跡的勘違いの連続に、まさか戦う前から和平成立!?
一方ジオウの中枢で復讐心をたぎらせるユーグは、自らに禁じていた奥の手の封印を解き――
「ボクが恐怖の象徴になるさ……!」
弱くても立ち向かう勇気は誰にも負けない!
出会いを力に変える最強少年の大人気ファンタジー第12弾。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niz001
7
ユーグと決着。割とシリアスめなので旧世界組が目立ってる。変な所に恋愛フラグが立った。2021/03/16
加賀ますず
5
遂にアザミとジオウが戦争?!前線基地への補給部隊に任命されたロイドは何を勘違いしたか敵国のジオウの前線基地に行って敵国の兵士の胃袋と心を鷲掴みにしてしまい…。裏で暗躍する世界の真相を知るリンコとユーグ。マリーという娘ができたことで不老不死をやめたいリンコと、自分のせいで世界の形を歪めてしまった罪の意識から逃れたいユーグの対比が美しい今回。しかしシリアス多めでもしっかりロイド君の魅力はたっぷりで奇想天外な結末を引き寄せてくれる。要は面白いってこと。2022/11/08
藤和田
3
リンコがマリーに正体を明かすことで更にマリーが残念なことに…ユーグ、アルカの魔王や世界、ルーン文字についてわかったり、帝国とは決着ついて大統領との最終決戦って感じかな?それにしても、サタンさんにまさかの恋愛フラグでビックリ。2021/03/21
猿山リム
0
12巻故基本構造は割愛。 実質的に新章開幕巻と言えるのかな。 発売当時に買っていたけれど、読むのが追いつかず積んであった本。 ヒロイックファンタジーな世界が舞台になっていると、ひとつの大きな要素になってくる「戦争」が、ようやく上がってきた。 軍事演習だけど。 自動で働く装置の如く、安定した勘違いと勘違いを誘発する主人公の特性で物語が愉快になってゆく。 安易に解決するわけでもなく、しっかりピンチはピンチで用意され、しっかりちゃんと面白い。 その隙に世界構造まで語り仕込む構成は割と芸術的です。2024/07/25
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