内容説明
「ロイドくん、きみになら出来るかもしれない!」
隣国ジオウとの衝突の気配が日に日に増す中、アザミ軍は戦争へ備えるため各ギルドの協力を取り付けることに。
中でも海運ギルドの力が欠かせないが、ギルド長「キャプテン・フマル」は筋金入りの王様嫌いで知られていた。
「つまり、ギルド長さんと王様を仲直りさせればいいんですね?」
国の未来を動かす国賓舞踏会にフマルを出席させるため、ロイドが縦横無尽の大活躍!
さらに舞踏会を前にアザミの王女様がロイドを直々にご指名で――?
「やだなあ、マリーさんが王女様なわけないじゃないですか!」
ついにマリーの真実が分かっちゃうかも!? な大人気ファンタジー第11弾!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
加賀ますず
4
アザミ王が娘と暮らしたいがためにマリーとロイドをダンスパーティで踊らせて既成事実作成?!まだ見ぬ王女様と婚約させらそうになったロイドは、王女様がどのような人物か調べてみることに…。灯台下暗しどころか灯台に明かりがないため絶対に気付けないというバカらしさがたまらない。そして最推しのマリーさん回ということもあってこのエピソードは非常に楽しめた。ロイドに王女様と勘違いされたリホが乙女になってしまうのも可愛くてすこすこ侍。2022/11/08
niz001
4
マリーさん巻。過去は語られるもののちょびっとしか話の進まない幕間巻。2021/01/16
藤和田
3
ロイドがマリーの正体に気付くかと思いきやそんなことはなかった。マリーの母親でありながら、アルカの所属していた研究所の所長であるリーンが登場して話が進みそう。2021/01/25
猿山リム
0
11巻故基本構造は割愛。 前巻で物凄く大きな一つの流れが落ち着いた事もあり、新章…又は新章手前の日常回な印象。 ダンスパーティーとそれにまつわるドタバタ。 良質なホラーとコメディは「読ませて裏切らない」フリの段階で落ちまで読めるように描き、読者が思った通りの展開にチョッピリの「!」を配する。 簡単なようでいて中々難しい構成は、長くブレずに貫いてきた積み重ねの上に成り立つもの。 後はあまりライトノベルのイラストにどうこう言うのはらしくないが…。 法被はもっとちゃんと法被らしく描いて欲しかった。2024/07/09