講談社文庫<br> 乱麻 百万石の留守居役(十六)

個数:1
紙書籍版価格
¥748
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
乱麻 百万石の留守居役(十六)

  • 著者名:上田秀人【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 講談社(2020/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065219089

ファイル: /

内容説明

加賀百万石の留守居役・瀬能数馬が、各藩留守居役との駆け引きを描く好評の書下ろしシリーズは、第十六巻目。将軍綱吉にお目見えしたあとも、江戸に留まる加賀百万石の筆頭宿老・本多政長。神君家康の懐刀と言われた本多正信の血筋を引く重鎮が国許に戻らないことで、各藩の江戸にいる留守居役が加賀の若き留守居役の瀬能数馬に接触をしてくる。宿老不在の加賀では、越前福井松平家の国家老次席が訪れ、藩主の綱昌がかつて数馬に書かされた「詫び状」の返還を要求したのに対し、政長の息子である主殿は妙手を打つ。江戸の政長は再び綱吉から目通りを求められ、主殿の動きに呼応した対策を将軍にする。謁見後の政長に対して、紀州藩留守居役が、数馬の妻の琴姫を紀州藩家老の次男の正室に迎えたいというとんでもない話を持ちかけてきた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

96
シリーズ16作目 2020.12発行。字の大きさは…小。加賀前田家の筆頭宿老・本多安房政長は、息子・本多主殿の補佐をさせるために瀬能数馬を、留守居役に抜擢して鍛えます。数馬の成長が楽しみな物語です。前作が最後に、琴の前夫が病没し、後を継いだ弟・紀州徳川家の家老・水野辰雄が琴を正室に迎えたいと。江戸城中で唐突に夫である数馬の前で、本田政長に紀州家の留守居役が言うくだりで終わっています。そして此度は、紀州藩初代藩主徳川光貞が動き出しそうですが、何か解らないままに、次作に続くようです。じれったいです。🌿続く→2021/02/27

とし

89
百万石の留守居役「乱麻」16巻。数馬の居る前で紀州徳川留守居役が、琴姫を正室に迎えたいと本多政長に直談判、本多家に敵対する老中大久保加賀守の陰謀も見え隠れ、色々ともつれはじめましたね、国元加賀では、政長の嫡男主殿が活躍しはじめましたね、次巻待たれます。 2021/03/20

ジュール リブレ

53
綱吉の頃。加賀藩江戸留守居役の瀬能数馬と義父の本多政長。二人を主人公に早くも16冊。さて次は何処へ。2021/01/24

baba

31
金沢では留守を預かる本多家嫡男の主殿が悪人退治に乗り出す。江戸では紀州藩の留守居役から数馬は琴に再度嫁いでほしいと無理難題。その中でいつも颯爽としている本多政長が素敵。主役が変わったように、魅力的。2021/09/26

さく

19
本多主殿が本当の力、姿を見せる。琴と同じく、しっかりと本多の生き様を心得て、さらには周りに見せない術で、敵を欺く。前田家は盤石。江戸でも様々に罠が仕掛けられ、薙ぎ倒し、とうとう瀬能本家筋にまで。数馬はいつも渦中で、一生懸命。あっという間ににいつも読み終わります。面白かったです。2021/08/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16947950
  • ご注意事項