内容説明
加賀藩邸は無頼の襲撃を甘んじて受けたのか。不祥事を咎める評定所に臨んだ百万石の筆頭宿老・本多政長。神君家康の懐刀と言われた本多正信の血筋の登場に、評定所の面々は圧倒され、本多の仇敵、老中大久保忠朝は目を剥いた。黒のものを白にする。留守居役顔負けの舌戦の火ぶたが切られた! そして数馬も義父・政長を援護するため、江戸城を駆け巡る。そして陪臣の身でありながら、政長の将軍綱吉との謁見の日が訪れる。加賀藩と本多の命運のかかった緊迫の謁見の行方は? 大人気シリーズ、第十三巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
89
百万石の留守居役シリーズの13作目 2019.06発行。字の大きさは…小。 字が小さいので読むのに苦労しますが、このシリーズは、毎回楽しみにしています。 瀬能数馬と奥様・琴の活躍を中心に、毎回楽しみにして読んでいます。2019/07/08
とし
85
百万石の留守居役「舌戦」13巻。読み応えありましたね、加賀藩筆頭宿老本多政長の評定所及び綱吉とのやりとり貫禄の一言、瀬能和馬さん義父の姿をみて良い勉強になりましたね。2019/06/26
ジュール リブレ
32
シリーズ久々に読み応えありました。刀ではなく言葉で畳み掛ける爺の力強さよ。将軍・綱吉を前に、絶妙の力加減。そして、伏線としての加賀藩での暗闘。次巻が楽しみ。2019/06/24
さく
22
政長の子、主殿に清々しさと知性、親しみを感じる。琴が兄を敬う姿からも、主殿の人柄が分かる。政長は江戸城、綱吉としっかり向き合い、ある種の信頼を勝ち得る。数馬は近くで、様々な事を感じ取っていく。皆が大身出世を望み、暗躍し、家を守り繁栄させる事に命をかける。軒猿は心強いなー佐奈も影に数馬を助け、巨大な外様加賀藩は戦っていく。2021/06/19
ガットウ
16
★★★3.8点。今回はほとんど本田政長のハナシでしたね。2023/09/04
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