内容説明
神君家康の次男秀康の血を引く越前松平家は、幕府にとって格別な藩となる。外様第一の加賀藩にとっては監視される隣藩でもある。藩主前田綱紀のお国入りの際に襲撃しようとしたのは、越前の者なのか? 数馬の舅となった宿老本多政長と藩主綱紀は、数馬を越前福井に向かわせる。わが藩のためにと先走る敵方は、数馬たちの目的を察知し、襲いかかる。使者として登城した数馬は、敵陣包囲の中、どう切り抜けるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
90
百万石の留守居役「忖度」10巻。瀬能数馬さん、加賀藩五代当主前田綱紀に20年後の江戸家老として認めさせましたね、琴さん数馬に優しいのか、お家第一なのか興味深くなりますね次巻楽しみです。2018/06/08
ジュール リブレ
24
シリーズ十作目は、加賀藩から、越前福井藩への使者役。城主に藩主名代での訪問なのに、飛び出して来る刺客。武田の末裔を名乗る二四将の加賀藩邸討ち入りも、少しドタバタになり過ぎかも、ですが、お約束の流れで次作に続く。2018/01/15
さく
21
福井藩で待ち受けていた騒動。どの藩も分裂し、その根源は大身出世。武家はどこまでも出世を望み、命をかける。善悪はあるが、凄まじいこと。数馬は福井藩から脱出できるか?綱紀の展望や本多政長の見立て、琴は京に。いつの間にか、数馬は中心になりつつある。佐奈の父がまた、強くて強くて。面白いなー2021/06/06
mam’selle
16
武田家のオマージュ⁈の新24将。描かれ方も何だか雑で少し気の毒。しかし隣接する大藩の使者を真っ昼間から本丸御殿で襲うか?リアリティの面がちょっと残念でした(>_<)2018/01/14
jinya tate
15
Audible 越前松平藩に数馬は使者として向かった。藩主加賀守を襲おうとしたのは、果たして越前松平藩のものだったのか。数馬は城下と殿中で襲われ、事態を収拾しようとする家老次席の屋敷に逃げ込む。 金沢では数馬奪還の手立てが打たれた。 金沢の話は上田先生らしくて面白く拝読してますが、江戸の武田某の裏の世界の話は少しくどいかなと思います。2025/06/17
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