時代小説文庫<br> 三国志 八の巻 水府の星

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紙書籍版価格 ¥628
  • Kinoppy

時代小説文庫
三国志 八の巻 水府の星

  • ISBN:9784894569515

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内容説明

赤壁の戦いで大勝を収めた周瑜は、自ら唱えた天下二分に向け、益州への侵攻を決意する。孫権と劉備との同盟成立で、その機が訪れたのだ。だが、周瑜に取り憑いた病は、刻々とその身体を蝕んでいく。一方、涼州で勢力を拡大し、関中十部軍を率いて、父と一族を殺した曹操に復讐の刃を向ける馬超。謀略を巡らせ、その馬超を追いつめる曹操。そして劉備は、孔明とともに、天下三分の実現のため、遙かなる益州を目指す。北方版〈三国志〉激動の第八巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

363
起承転結の転。前半の主だった人物が欠け始め、新たに出てきた人物の活躍が始まるかと思いきや、龐統のように一瞬で消えていくものもいる。やはり周瑜の死が主となり、そこに馬超と張魯、そして関羽の行く末への仕込みが重なる。石岐がここに来て、こういう絡み方をしてくるとは。全体的に、主要人物が年齢を重ねたこともあり、物語の感触に変化がある。しかし、一番驚愕したのは、元筵織りのオッサンが、いつの間にか房中術を駆使して若い娘を蕩かす技師になっていたこと。あまり想像したこともない劉備の一面。2018/12/16

はっせー

156
英雄が消えていく。志半ばで亡くなる。人によって消え方は違うが読んでいて辛くなる。赤壁の戦いの後から成都制圧までが描かれている。この話は魏 呉 蜀が少しずつ大きくなったり変化する期間である。ここで注目してほしいのは馬超率いる涼州の勢力である。一族を殺されて復讐のために曹操と戦う。しかし馬超以外の勢力は一枚岩ではない。馬超はあまりその事を気にしていない。彼の考え方はまさに孤高と言える。今後馬超が与える影響。そこに注目していきたい。これからどんどん英雄が消えていってしまうが早く続きが読みたいと思った!2020/11/16

ehirano1

139
若き秀才水軍師周瑜は生きても死んでも英傑達に影響をおよぼしたという点に驚きました。特にあの曹操を己の死に様までをも考えに耽らせたのには大変驚きました。おそらく、英傑達もそろそろ己が人生の終末を考えざるを得ない年齢に来てしまったというのもあるかとは思いますが、乱世において「戦死ではない死」には、彼らもどう向き合えば良いのか分からなかったのでしょうか。2017/06/11

ehirano1

82
「・・・家族を持つということは、人生のかたちを変えるということだ。それによって、人のありようもまた違って見えてくる。それが、なにかを教えてくれるかもしれないぞ(113)」。結構重い言葉です。家族は確かに人生のかたちを変え、確かになにかを教えてくれますね。2021/05/03

mayu

72
周瑜が退場。赤壁の戦いで勝利し、夢見た天下二分に向けまさに動き出さんという時。病は待ってくれず、さぞかし無念だったことだろう。最期まで志を絶やすことはなかった。彼の死によって勢力図は大きく動く。その後の運命を決するような戦に勝利して有利になったかに見えても、先に何が起こるかわからない。そう思うと、儚さとともに、乱世に生きる漢たちの情熱がより一層尊く思える。劉備軍もようやく益州へ攻め入り、曹操、劉備、孫権の天下三分へ。龐統があっさり退場したのも、帝に対する考え方の違いを守るため自死を選んだ荀彧も残念に思う。2021/04/20

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