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内容説明
始まる、あなたの物語。平穏な日々にもドラマがある――『アンの友だち』に続いて、アボンリーのユニークな村人たちのエピソードが、しゃれた筆致で綴られる。夫婦に、親子に、姉妹に、恋に恵まれずに晩年を迎えた人々に……。頑なな人たちにつぎつぎ起こる15の愛の奇跡。愛の神は、だれをも謙虚で素直にさせる。好評、講談社だけの完訳版「赤毛のアン」シリーズ、全10巻、ついに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
48
このシリーズも最終巻、毎晩の楽しみでした。好きな話は「入り江の結婚式」ハッピーエンドがステキ、「ロバート兄さん」ロバートさんしみじみ良い人、イザベルおばさんなんで厳しいの、イヤな人。わかるのは「サラのやり方」、こんな人いますね。辛いのは「母さんとの約束」、こんなの辛すぎる、弟しか愛せない母、多少なりとも心当たりのある方いませんか。コミカルなもの「かわいいファティマ」でも甘ったれな猫がひっそり潜んでいるのは無理無理。いろいろなお話、楽しく読みました。赤毛のアンシリーズ、ありがとう、またいつか!2025/10/20
北風
11
やっぱり、アンが登場しないとつまらないな。アンを巡る人々ってことだけど、名前は聞き覚えがあるけど、エピソード的には本編にあったんだろうか? なにかの短編集みたいだけど、正直家族が結婚に反対するというパターンが多くて、食傷気味。愛の物語、そこに奇跡があるけれど。他にトラブルのネタとしてはなかったのかなあ? クラシック赤毛のアンを読み終えることができてよかった。いつかまた、最初から全部読み直すときがくるかな。もう一冊、残っているけど、そっちは新潮文庫しかないか……。2023/10/27
流之助
5
読み終わってすぐ、ああ終わってしまったと思いました。 しばらく私の生活に寄り添ってくれて、ありがとう、アン。2014/11/09
Kaholly
4
赤毛のアンシリーズ、ついに読了。最後の2巻(9、10冊目)はアンの周辺の人、間接的な知り合いが各エピソードの主眼に置かれる。 個人的には、入り江の結婚式、ミス・エミリーの小さな茶色いノートがお気に入りです。2015/07/19
ちょっちょ
4
講談社の完訳クラシック10巻を読了。『アンの友だち』同様、人間の美徳を味わえる短編集であった。かなり極端なところも多いが、耳に馴染んだ地名や人名がそれを緩和してくれる。しかしまあ、核になるものを持っている人たちの強さったら…。半端ない。2013/08/13
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