内容説明
かならず出会える、幸せに。新しい愛。よみがえる愛。――アンの子どもたちが最も愛する場所<虹の谷>。そこは<炉辺荘>の子どもたちにとって、丘の上に建つ牧師館に着任したメレディス牧師の子どもたちとの、友情の場所だ。村人たちを悩ませる、母親のいない牧師館の子どもたちの行い。やがて<虹の谷>は牧師館一家にとって、新しい愛情の場所となる。講談社だけの完訳版『赤毛のアン』シリーズ全10巻の7。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
44
楽しい本なのに、私には悲しく感じます。ネグレクト、世話されず放っておかれる子どもたち。メアリー・バンスは早めに引き取られ、以降は身なりも整い、牧師館の子どもたちの状況がますます悲惨に見えます。ミス・コーネリアの夫、スパッと引き取る決断をしてなかなか良い人、さすが選ばれた夫です。ほかにもエレンとローズマリーの姉妹の状況も恐ろしい依存の契約。心理劇とでも言うべきストーリー、無邪気に子どものいたずらの数々を笑い飛ばすことは出来なくなりました。アンの登場シーンは少ないのですが、子どもへの接し方、良いなと思います。2025/08/16
北風
15
アンの登場シーンが少なくて驚いた。主に、牧師の父子家庭の四人の子どもたちの中の女の子二人の物語。それにしてもこの牧師、牧師でいい人なんだけど現実逃避が激しく、子供たちの面倒を見れてないという質の悪いネグレクト。長女のフェイスは勝ち気な長女でキレると大人相手にも容赦なくなるスター状態。そして、次女のウナはいい子だけど宗教をたてに正しいことを言って人を追い詰める粘着質。さらに、エレナとローズマリーの姉妹も質が悪い依存状態。最後は丸く収まるんだけど、そこにアンがあんまり関わってこなかったのが寂しい。2019/07/05
アルプスの空♪
9
アンの子供たちと、新しくやって来た牧師館の子供たちとのそれはそれは愉快で楽しい章です。自然の中でいろんなことを学びながら、子供たちは成長します。2010/08/16
Kaholly
6
虹の谷で過ごす、アンの子供たちの幼少期を描く。主眼は子供たちに置かれ、アンの母性本能がぐんぐん大きくなる。子育ての楽しさと難しさに振り回され、ロマンスが薄くなった夫婦関係に不安を感じたりする。昔の天真爛漫で快活、持ち前の想像力で何事も楽しいことの置き換えていたグリーンゲーブルズの小さな女の子が恋しいくなる部分もあるけれど、大人になる、妻になる、母になるってこうゆうことなのかな。 赤毛のアンといえば、村岡花子さん訳なイメージだけど、この講談社文庫シリーズのカバー装画がお気に入りです。2015/07/03
ゆり
3
何年ぶりかの再読。この巻ではメレディス牧師の子どもたちがメインの登場人物に。確かに皆好きにならずにいられない子ばかりです。特に私はユナが昔からお気に入り。内気で心優しい彼女のなけなしの勇気に泣けてきます。それにしてもメレディス牧師は再婚するとか以前の問題で、もう少し子どもたちに気を使うべきだとついつい思ってしまった(笑)。そうは言ってもローズマリーとのロマンスは素敵で心ときめきました。そしてラスト、次巻の展開を暗示していて、虹の谷の平和で幸せな子どもたちの姿を思うと切ないな……。2012/08/30
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