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内容説明
運命の人はきっといる。私を見つけて。会いにきて。――アンの待ち焦がれていた大学生活がはじまった。憧れの小さな白い家を借りての友人たちとの暮らし。育ちのいい美人のフィルを通して友だちの輪は広がり、小説もひそかに書きはじめた。でも、ある日、幼なじみギルバートから愛を告白され……ずっと親友でいたかったのに……。講談社だけの完訳版『赤毛のアン』シリーズ全10巻の第3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
29
大学進学を諦められないアンは、教師の職を辞し、慣れ親しんだ故郷を離れる。大学での新生活は、新たな友人と環境の中、刺激と経験にあふれ、理想とした男性像に見合う青年とも交際するが、同世代の婚約や死、幼馴染でもあるギルバートへの愛情を素直に表せないアンビバレントが続く。親友たるダイアナの結婚、出産。充足しているが払拭できない恐れと寂しさ。変わっていく故郷、それでも人生は続く。 2023/02/05
アルプスの空♪
18
胸キュンとなる章です。 まさにきらきらと輝く青春の480ページ!!(#^.^#) 笑 読んでいる間は おばさんの私でも ”夢見る乙女” に変身です~(#^.^#)勉強嫌いだった私も、もう一度戻れるもののならば、勉強からやり直したい気持ちにさせてくれます・・・名作です。2010/07/26
MIHOLO
13
村岡さん、松本さんと比べるための読書。訳って本当に色々だし、時代でも変わるんだろうな。こうして比べながら読むのもある意味贅沢。2020/10/06
長くつしたのピッピ
9
完訳版。村岡花子訳は、何度も読み返していたがこちらは初めて読んだのでとても新鮮だった。完訳だけあって、今まで気がつかなかったことも書かれてあった。アンが少女から大人の女性になっていく過程が自分の青春時代と重なりくすぐったいような懐かしい気分がした。アンに限らず理想の王子様を求めるのはいつの時代も同じだ。2018/04/21
北風
9
物語が紡がれる人によって、こんなにも世界が違って見える。というのを改めて感じました。物語の導入部分でも、その華やかさが違う。こうして赤毛のアンの、舞台となった土地やなにやらを本にしたりする気持ちもわかるような気がする。少女時代に終わりを告げて、大人の女性の階段を上っていくアン。でも、ロマンスを求めながらも実は恋には奥手。なにやら、その展開にはジェーン・オースティンを思い出しましたが。ああ、大人になっちゃって失敗がなくなったと思ったところで、ショウガとこしょうを間違えたりして、そんなところが懐かしかった。2014/11/08