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内容説明
ふたりで見れば世界は輝く。いつも驚かされるめぐりあいの不思議さ。――ギルバートと結婚したアンは、アボンリーを離れ、フォア・ウインズに見つけた「夢の家」で暮らしはじめる。おだやかな内海沿いに建つ家に訪ねて来る、人間味豊かな隣人たちとの、出会い、ふれあい、別れ。そして、やがておとずれる新しい命。魂の邂逅が、いっそうの愛情あふれる人生をかたちづくる。講談社だけの完訳版『赤毛のアン』シリーズ全10巻の5。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
80
とうとう、アンとギルバートが結婚した。なんとロマンチックな結婚式でしょう。私までが親族にでもなった気分。アンがグリーンゲイブルズにやって来た日から思い出してしまいました。アンは花のような人。どこに行っても、人が集まり、笑いの輪の中心にいる人。この夢の家で、喜びの裏側の悲しみも味わったが、愛に包まれることで心の隙間は少しずつ塞がる。マリラが、本当の母のようにアンを気遣うのがちょっと嬉しかった。この家の周りの住人のおおらかさが、人間味を感じさせる。長いこと苦労を耐えたレスりーの今後の幸せを祈ります。2014/12/16
帽子を編みます
49
私にとっては、一番ロマンチックでドラマチックな巻です。まず結婚式、日の差す果樹園で小鳥が歌う中なんてロマンチック。夢の家、二人で過ごす蜜月なんてロマンチック。素敵な隣人たち、ジム船長、ミス・コーネリア、レスリー、それぞれにドラマチック。レスリーは悲劇の美女、常に赤を身につけます。後に欠かせなくなるスーザンもこの巻で登場です。ジム船長が持ってきてくれたスウィートグラス、母親のような匂い、メイフラワー。新年に見た金星の影、そして予言。あれはどこに出ていたかなと思うものたち。本を読みながら頷いてしまいます。2025/07/10
スノーマン
18
ギルバートと夢の家で幸せに暮らす、という前提は分かっているので安心。でも、思いがけないドラマもあり、飽きなかった。ジム船長のように私も晩年一人になったら灯台に暮らしてみたい。(究極の生存確認可能ライフ)ミス・コーネリアが媚びずに堂々と自分らしく生きる。そんな女性はいつの時代も魅力的。『ベールを被りたいけど、おかしいと思ったらはっきり言って』と急に弱気な彼女にアンは『かぶりたかったら、かぶれば良いのよ』と。他人の目や世間体は現代よりも重きを置く時代にも、アンらしくて良かった。2023/04/01
北風
16
赤毛のアン。すっかり大人の女性になりました。ギルバートと結婚して、念願の家を手に入れました。相変わらずアンの周囲は人に恵まれています。けれども、どうしようもない不幸な女性もいて、どうしてもアンと比べてしまいます。彼女はなんて恵まれているのでしょう。これぞ主人公の強みというか。大きな不幸にも直面し、そして大きな喜びも手に入れる。彼女は伴侶を得て、魂の友たちと巡り会い、別れを繰り返し、これからは子どもたちに囲まれて生きていく。次に訪れる地では、どんなヨセフの友に出会うのでしょうか?2017/07/20
アルプスの空♪
11
知っていましたか?!・・とうとうアンは結婚したんですよ~(#^.^#) 私はこの章がとても好きです♪ レスリーもジム船長もミス コーネリアもアンの周りにはいつも”相呼ぶ魂”の人々が!! 小説はまだまだ続きます・・・あと5巻ありますから\(~o~)/ヤッホー♪・・・ハッピーエンドで終わらない!!これがこのシリーズの魅力です。新しい出会いがあり、アンの生活はますます豊かに・・・期待しましょう~(^_-)-☆2010/08/05
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