- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
もう一度少女に帰ろう。人生の深みを知ったいま、アンに再会してみませんか? ――ふとした手違いで、老兄妹に引き取られることになった、やせっぽちの孤児・アン。想像力豊かで明るい性格は、いつしか周囲をあたたかく変えていく。グリーン・ゲーブルズの美しい自然の中で繰り広げられるさまざまな事件と、成長していくアンを綴った永遠の名作。講談社だけの完訳版『赤毛のアン』シリーズ全10巻の第1巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
102
完訳クラッシックということで読んでみました。ちょっとした手違いでグリーン・ゲイブルスにやってきたアン。彼女の生き生きとして空想好きのところが魅力的です。彼女がいることで周囲が変わったことも多いですし、アンもまた色々な経験をしながら成長していく様子が愛おしく感じました。個人的にはやはり村岡花子訳の『赤毛のアン』が好きですが、どの翻訳で読んでもアンに恋する気持ちは変わりません。アンの魅力は永遠です。2017/07/12
国士舘大学そっくりおじさん・寺
101
松田洋子の傑作漫画『赤い文化住宅の初子』に、貧困に喘ぐ主人公の少女が「『赤毛のアン』は猩紅熱で死にかけたアンの見た夢だった」と言うシーンがあった。「『ドラえもん』は植物人間になったのび太の見た夢」という都市伝説ぐらい軽く元気を奪う哀しい冗談である。しかし当のアン・シャーリーは「たとえ夢でもいいじゃないか、夢なら夢で、できるだけ長く見ていればいいって」と無敵である。主役とは皆を庇護者やツッコミにする大ボケである。まず男の子希望のカスバート家に女の子が来るのが大ボケである。しかし魔法の大ボケである。(続く)2017/09/06
kaizen@名古屋de朝活読書会
74
孤児のアンが、マシューとマリラとともに成長する。プリンスでエドワード島の自然の風景、個性ある登場人物、日常的な事件、心温まる物語。 アンが、自尊心を持って、生きていこうという積極的な姿勢が心強い。手違いで女の子が来たことにより、純真な子供に触れて前向きに生きることの嬉しさを知るマシュー視点で読んでしまいます。日常生活のつまらない雑事に追われる中で、本質的な目標を追求しつづけることの大切さを感じました。夢を追い続ける,夢見る子供の侭でいることで周りによい影響を与えることができるように。2013/04/26
みうか
61
実は何度も読み返しているのは、この『掛川恭子』さんが訳された赤毛のアン。朝ドラにもなった翻訳家の『村岡花子』さん版が有名かと思うけど古さや荒削り感は否めないかな。人物や自然描写、言葉使いは掛川さんが一番生き生きとしていて好き。アニメと雰囲気が近いと思う。原作にかなり忠実で、なおかつ注釈も豊富なのはアンを研究し尽くしている『松本侑子』さん。好みによるけど感情赴くまま世界観に浸るなら掛川さん、古さも含めて当時を読むなら村岡さん、より文化的背景や宗教事情も知りたいなら松本さんがいい。三者三様の良さがありますね。2019/12/25
帽子を編みます
48
アニメの影響で『赤毛のアン』を読みたい欲が暴発中。私が馴染んでいたのは新潮文庫の村岡花子訳ですが、いろいろな訳が出ていて楽しみ倍増。とりあえず図書館のYAコーナーのオススメ、完訳クラシック赤毛のアン(←こんなの出てたの!)を読むことにしました。訳語で一番違うのは「相呼ぶ魂」かしら、でもこれもしっくりきます。私もピタッとくる人はほぼ外さないのでお互いに呼びあう感じを表現しているのが頷けます。物語はどこを読んでも馴染んでいるので笑ったり泣いたり、好きだなこの本♡の気持ちを再確認しました。2025/06/08
-
- 電子書籍
- 小学館版 学習まんが人物館 ローラ・イ…
-
- 電子書籍
- <デジタル週プレBOOK>小林恵美「馬…