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内容説明
古代から現代まで世界哲学史を一望に収める八巻シリーズ。第一巻では、哲学が成立した古代の最初期を扱い「知恵から愛知へ」という副題のもと、人類が文明の始まりにおいて世界と魂をどう考えたのかを探究する。文明が発生した古代オリエントに始まり、旧約聖書とユダヤ教の世界、ヤスパースが「枢軸の時代」と呼んだ古代の中国とインドとギリシアで思想が展開された紀元前二世紀までに見ていき、最後にギリシアとインドの接点を探る。新しい哲学の可能性を広げる旅へと読者を誘う。
目次
1 哲学の誕生をめぐって 納富信留
2 古代西アジアにおける世界と魂 柴田大輔
3 旧約聖書とユダヤ教における世界と魂 髙井啓介
4 中国の諸子百家における世界と魂 中島隆博
5 古代インドにおける世界と魂 赤松明彦
6 古代ギリシアの詩から哲学へ 松浦和也
7 ソクラテスとギリシア文化 栗原裕次
8 プラトンとアリストテレス 稲村一隆
9 ヘレニズムの哲学 荻原理
10 ギリシアとインドの出会いと交流 金澤修