内容説明
クレストたちを捜索中のローダンらがヴェガ星系惑星ロフスの転送機を潜り抜けた先は、ある惑星上に浮かぶ宇宙船の中だった。謎の“諜報者”が操る宇宙船から脱出したローダンらは、眼下に大海原が広がっているのを知る。ここはフェロルの植民惑星レヤンであった。惑星環境に適応したレヤンの海の民に救出されたローダンらは、彼らと陸上のフェロン人との確執が、やがて大きな戦争へと発展していくことに気づくが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
15
今回のメインは、旧作になかったヴェガの惑星レヤンの物語。過去の世界に飛ばされたローダン御一行が、過去の植民地戦争勃発時の混乱にどう介入するのか。介入するとタイムパラドックスが起きるとしたら、それでも不正を正そうとするのか。ジレンマに陥ったローダンの決断は。サブのお話はエリック・マノリと歴史学者エクスナー、そして銀河の英雄グッキーの、冒険行とタイタンでの遭難事件。どちらの話も、全体のストーリーにどう絡むのかよくわからないなぁ。2019/11/21
SINKEN
10
【総評】★★★★☆【感想】久しぶりにマノリが大々的に描かれた巻でした。しかし、彼もフラグ立っちゃってるっぽいな、、、次巻でどうなるのやら。ローダン一行は相変わらずトラブル撒き散らしながら邁進中。行く先々でこれだけ問題起こしちゃってもまだ英雄なんだからすごい。そして、ここにきて段々とこの本(ローダンシリーズ)の楽しみ方が分かってきた感じ。3rdシーズンも残り半分。どこかでまとめて読み返したいなあ。。。2019/11/26
kurupira
8
さて第20巻となり、こなれてきた気がする。同時並行に進む感じも違和感なく良いリズムで読み進めれた。今後も様々な世界を旅することになると思うが、まあ頑張ってついて行こうかな。話としてはグッキーの生い立ちがそろそろ明かされていくのかな??2019/10/26
スターライト
8
転送機で”諜報者”と名乗る宇宙船に現れたローダンらは、そこから脱出を試みる。着いた先は水の惑星レヤン。そこの種族で助けられたローダンは、まもなくフェロル”暗黒の時代”を迎えることを知りパラドックスを承知でそれを阻止しようとするのだが…。一方、マノリと歴史学者エスクナーとグッキーは、衛星タイタンに到達。戦闘スーツに穴が開き空気が少なくなったマノリ救助も兼ねてそこの司令室へと向かう。ローダンに同行しているスーのセリフがほとんどなく、目立たなかったのが気になる。ローダンらはしばらく過去のフェロルをさまよう様相。2019/10/24
相馬
3
うーん。相変わらず色々枝葉を書き込んでいるのは分かるが躍動感が無い。なんか旧シリーズの「幕間劇」ばかり続いている感じ。2019/12/22