- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
文化都市アレクサンドリアに到着したプリニウスは、知と技の粋を尽した大灯台や図書館、発明品の数々に圧倒される。そこにセネカからの手紙が届き、再び地中海へ。クレタ島の迷宮では怪物と遭遇、ロドス島では海に沈んだ巨像の残骸が待ち受けていた。一方、大火後の混乱が続くローマでは、皇帝暗殺計画をめぐる粛清の嵐が吹き荒れていた。かけがえのない者を一挙に失ったネロは孤独の淵で、ついにプリニウスを召集するよう命じたのだが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりり
42
暴君ネロをほったらかして、 プリニウス様の御一行は世界七不思議の探求に... ミノタウルスロボ発進!!(笑)2019/07/25
wata
36
ネロの思考はやっぱりヤバい…なんだこの人?!プリニウス様、逃げろ~!!2019/07/30
ぐうぐう
27
プリニウス一行の世界七不思議の旅と、猜疑心に苛まれる孤独の皇帝ネロのローマが描かれる第8巻。まるでトーンの違うふたつの世界が並行する構成は、七不思議をとり・みきが、ネロをヤマザキマリが担当することで、とてもスリリングな効果を生んでいる。それでいて、不思議とマッチしていく感覚もあり、これぞ合作の醍醐味を感じさせるのだ。そして二人ともが、史実の隙間にイマジネーションを最大限に込め、物語を躍動させているのもいい。2019/04/11
阿部義彦
23
連載再開を喜びたい。ポッパイエの毒殺をきっかけとして、ネロが発狂。一方プリニウス一行は秘境で大活躍。ローマではありとあらゆる陰謀が渦巻きますます、目が離せません。2019/04/11
本木英朗
22
プリニウスを魅了する、港町の灯台と図書館。再びの地中海では、迷宮の怪物が目覚め、巨像の残骸が海に沈む。粛清の嵐が続く都で、ネロの孤独は、狂気へと変貌する――という8巻である。プリニウス一行の旅は続く、ってところは超面白かった。でもまさか、セネカが死んじゃうってところは悲しかったよねえ。さらにネロの奥さんことポッパエアの死んでしまうのもなあ。もう、これでネロ自身も終わり近いかな……。というわけで9巻に続く。2022/05/25