内容説明
織田信長の妹であるお市は、兄の命令で浅井長政のもとへ嫁ぐことに。政略結婚でありながら、ふたりの間には愛が芽生え、かわいい子どもたちにも恵まれ、お市は幸せに暮らす。が、それは長くは続かず、夫と兄が敵対関係になってしまい……!! 浅井三姉妹(茶々・初・江)の母であり、戦国一の美女とうたわれた、お市の方の生涯。ほか、戦国時代をたくましく生きた、7名の姫君たちの物語。 【目次】築山殿――思いもかけぬ死を遂げた悲しき光――/寿桂尼――女戦国大名と称された熱き光――/綾姫――弟を支え、見守り続けた、あたたかな光――/お船の方――名将・直江兼続と主家の上杉家を支えた忠実な光――/松姫――許嫁を思い続けた一途な光――/北条夫人――武田家滅亡とともに散った若き光――/お市の方――愛する者たちのために生きた、やわらかな光――/用語集/歴史年表/参考文献/あとがき
目次
築山殿――思いもかけぬ死を遂げた悲しき光――
寿桂尼――女戦国大名と称された熱き光――
綾姫――弟を支え、見守り続けた、あたたかな光――
お船の方――名将・直江兼続と主家の上杉家を支えた忠実な光――
松姫――許嫁を思い続けた一途な光――
北条夫人――武田家滅亡とともに散った若き光――
お市の方――愛する者たちのために生きた、やわらかな光――
用語集
歴史年表
参考文献
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
33
花鳥風月、最後の巻です。戦国時代の武将ではなく、その時代の女性に焦点を当てたこのシリーズ。まさに自分が子供のころ知りたいと思っていたことを、想像も交えながらですが、女性らしい視点で小学生にも楽しめるように紹介してあって本当に面白かった。今回は自分はぼんやりとした印象しかなかった築山殿を非常に面白く読みました。…命をつなげていったお家には賢く立ち回った女性たちの姿があることがしっかりと理解できます。とはいえ、こんな時代に生きるのはきついなあ。2022/04/24
なつきネコ@執事になる化け猫 全てのご主人様、お嬢様、紅茶をどうぞ☕
27
武田、上杉、織田、今川に翻弄された姫のお話がおおかった。大河ででてくる築山殿、今の大河よりしっかりしている。戦国の結婚後に愛しあう元康と築山殿。始まりを富士山の和歌センスはすばらしい。松姫は漫画の信長のシェフを思い出す。死ぬまで思いつづけた松姫も泣けてくる。短い話ながら寿桂尼の義元死後も信長、信玄を抑え続けた政治力は書いても良かったかな。武田勝頼の妻、北条夫人の覚悟とあどけなさ、この短さでも勝頼の性格のよさがみえていいな。最後までそばにいた家臣も北条夫人と同じ気持ちだったのかも。2023/11/25
喪中の雨巫女。
11
《私-図書館》このシリーズ最後は、やはり浅井三姉妹の母であり、織田信長の妹お市さまの登場。他に、築山殿・お船様が登場。このシリーズ面白かった。2014/06/25
HNYYS
4
図書館本。詳しくなかった姫君たちについても知り得て新たに勉強になりました。謙信女性説などのコラムも楽しく読ませていただきました。2020/03/24
読生
3
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/40832120042021/07/27
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