集英社みらい文庫 戦国姫 ―井伊直虎の物語―

著者名：藤咲あゆな【著】/マルイノ【イラストレーター】

集英社（2018/08発売）

• ISBN：9784083213571

内容説明

徳川四天王の一人・井伊直正、幕末の江戸で大老を務めた井伊直弼。彼らを輩出した歴史ある井伊家は、戦国のある一時期、お家断絶の危機にあった。大大名である今川家に仕えながらも彼らに敵視され、男子は井伊直親の嫡子で、幼い虎松を残すのみ。その彼も今川から命を狙われ、家督を継ぐことはできなかった。井伊宗家の姫「祐」は名を「直虎」と改め、女の身で井伊家の当主となる！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

娘が大好きな戦国女性、戦国姫に登場です。戦国時代は男の世界。女はぐっと我慢していた…そんなイメージが少しずつ変化してきています。もちろんそういう女性が多かったでしょうけれど、男女関係なくきちんと人材を見る目がある人たちが見出した人たちがいたことが学べる現在って本当にいいなあ。直虎さんはまだまだ謎が多く、本当に女性だったんだろうか？とも言われていますが、こういう読み物を通じて娘が歴史大好きな人になったのがうれしいです。

2022/07/04

[茉莉花]

戦国時代、井伊宗家の姫でありながら、当主として辣腕を振るい、お家断絶の危機を救った“井伊直虎”。波瀾万丈に生きた直虎の生涯とは!?　この前やっていた、大河ドラマの主人公でしたね！大河ドラマを見た方や歴史が好きな方におすすめです。さらに、絵が可愛いので、絵が好きな方や着物が好きな方も楽しく読めると思います♪

2020/11/06

[りるふぃー]

井伊直虎は、直接戦ったというわけではなく、陰で支えるプロデューサーみたいな役割をしたということかな？どうする家康のストーリーと絡めながら読み終えました。

2023/09/22

[HNYYS]

図書館本。井伊家の為に自分の人生を犠牲にする覚悟とその力強さにまさに女当主の矜持を持った方なのだと感じました。

2020/02/11

[もちこ]

知り合い(小学生)が読んでいると聞いて。 かわいらしい挿し絵になんとも硬派な内容。 井伊直虎は知っていたので、もうちょっと知らない姫の物語を読みたい＆歴史を調べたい気持ちになりました。

2022/07/26