集英社みらい文庫<br> 戦国姫 ―花の巻―

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集英社みらい文庫
戦国姫 ―花の巻―

  • ISBN:9784083210785

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内容説明

時は戦国時代――。時代の波にほんろうされながらも、戦乱の世を果敢に生きた姫君たちがいた。天下統一を目指す豊臣秀吉の思惑により、3人の武将の許に嫁いだ江姫。徳川と豊臣の架け橋となるべく、わずか7歳で豊臣秀頼に嫁いだ千姫。うつけ者とうわさされる織田信長の許へ嫁いだ濃姫。戦国時代を華麗に生きた、7名の姫君たちの物語。 【目次】江姫――戦国の世に咲いた大輪の花――/駒姫――無残な死を遂げた可憐な花――/千姫――東と西の間で揺れた哀の花――/奈阿姫――不幸な女たちを救い続けた清らかな花――/甲斐姫――東国に咲いた勇ましき花――/おつやの方――城を守ったがゆえに甥の信長に殺された悲運の花――/濃姫――戦国の英雄とともに歩んだ、しなやかな花――/用語集/歴史年表/参考文献/あとがき

目次

江姫――戦国の世に咲いた大輪の花――
駒姫――無残な死を遂げた可憐な花――
千姫――東と西の間で揺れた哀の花――
奈阿姫――不幸な女たちを救い続けた清らかな花――
甲斐姫――東国に咲いた勇ましき花――
おつやの方――城を守ったがゆえに甥の信長に殺された悲運の花――
濃姫――戦国の英雄とともに歩んだ、しなやかな花――
用語集
歴史年表
参考文献
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜桜キハ @呪術ギネス記録おめでとうございます

52
再読。小学生の頃、全巻集めてハマりました。この本のおかげで歴史に強くなり好きになった!私の大好きな作家藤咲あゆなさんが作者だということで余計に好きでしたね笑姫視点で書かれるという非常に面白い視点で歴史をわかりやすく描き、まるで普通の物語のように楽しめる優れた作品。政略結婚で嫁いだ姫の最期に思わず涙するエピソードもありその印象が強すぎて気づけば歴史の流れも掴んでいるというオススメな作品です!全シリーズの中で私は花の巻でも出ている濃姫、甲斐姫が好きです〜。当時より知識がある中で全巻再読してみようかと思います。2023/05/08

たまきら

35
娘さんのリクエスト。子どものころ時代劇が大好きでしたが、同時に女性だったもっと活躍したかったんじゃないのかなあ…将軍になりたかったこと書いただろうなあ…と想像したものです。この人の本では史実をベースに実在した姫の人生を小説化したもので、悲しい運命が多いものの「ああ、意志を通したお姫様だったんだ」とか、「ご両親に愛されていたんだなあ」とか、女性として歴史を身近に感じることが出来ました。一人娘を溺愛しているので、15歳の娘を無駄に殺されたご両親のお話にすごく共感しました。他のも探してみよう!2022/02/21

なつきネコ

25
わかりやすくまとめら歴史初心者には読みやすい。まず読み続けて感心したのは繋ぐのが上手い。江姫から始まって、駒姫、千姫、奈阿姫、甲斐姫と話の中や、史実に関係がある人物でリレーをしている。これはわかりやすい仕掛けだ。イラストも可愛らしく、話も読みやすい。作者さんもあれもこれも書きたい感覚が見えてくるのは同情する。個人的には豊臣秀頼の自刃の地は行ったことがあるので、千姫の話の秀頼には入り込んでしまった。秀頼と千姫は自分の中でもイメージに近くて。甲斐姫はイラストはカワイイのに、話が勇ましいギャップも良かった。2023/06/30

nana&qoo

21
小学生の娘のお気に入りシリーズ。戦国時代の姫に焦点をあてた物語。『江姫』『甲斐姫』『千姫』など。子ども向けなので、歴史に疎く、大河ドラマすら見ていない私でも入りやすいです。側室のような説明に困る用語も巻末にまとめられていて親切。人物の書き方はやや甘い感じがありますが、あまり厳しい現実よりも温かい話にしようとする作者の気持ちにほっこりしました。歴史の知識を、詰め込みではなく好奇心から身につけるきっかけになってくれそうな一冊です。2017/08/16

mike

12
姫から入る歴史。 姫について残っている記録は少ないとのことですが、一人一人の物語に入り込み、別の視点からも見てみたいと思いました。2019/09/13

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