内容説明
大人気ミステリー早くも第4弾。幽霊、逆子、拉致…怒濤の展開から目が離せない!
壬氏が宦官ではないと知ってしまった猫猫。
後宮内で皇帝以外のまともな男がいるのはご法度、それがばれないようにどきどきする毎日を過ごす。
そんな中、友人の小蘭が後宮を出て行ったあとの就職先を探していることを知る。
猫猫と子翠はそんな小蘭のために伝手を作るために後宮内の大浴場に向かう。
その折、気弱な四夫人里樹妃が幽霊を見たという話を聞いてそれを解決すべく動き出す。
一方、翡翠宮では玉葉妃の腹の子が逆子だとわかる。
ろくな医官もいない後宮でこのまま逆子を産むことは命に関わると、
猫猫は自分の養父である羅門を後宮に入れるよう提案するが新たな問題が浮上する。
後宮内で今まで起きた事件、それらに法則があることに気が付いた猫猫はそれを調べようとして――拉致される。
宮廷で長年黒く濁っていた澱(おり)、それは凝り固まり国を騒がす事態を起こす。
日向 夏(ヒュウガナツ): 福岡県在住。著書に「トネリコの王」(ヒーロー文庫)。
しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。
『ダブルクロス The 3rd Edition』をはじめとするTRPG関連書籍、『ウロボロス・レコード』((ヒーロー文庫)、『バー・コントレイルの相談事』などで装画、挿絵を担当。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
219
今度は誘拐されちゃった。監禁されても毒の本があったら寝食を忘れて没頭する。しかも今回の毒は全身麻酔の元になるのかな? 記憶が飛んじゃうのはとんでもない副作用だと思うけど、、、2020/02/27
はにこ
189
子翠と壬氏の正体が明らかに。壬氏はある程度予想がついていたけど、子翠にはビックリ!こんなに伏線が張り巡らされていたとは!しかも何と悲しい。。きっとどこかで生きていて欲しい。それにしても、羅漢の親バカぶりに笑ったし、前回の壬氏カエル事件を引きずってるのも笑った。壬氏と猫猫のお楽しみタイムも最高。早く次が読みたい。2021/06/27
だりあん
116
蛙が尾をひいている…。羅漢パパの愛妻のろけ話からの親バカ大暴走www壬氏様の偽楼蘭妃顎クイシーンがヤバいです…。壬氏様いろいろ邪魔が入りつつ、猫猫のひざ枕確保。2018/07/03
hirune
104
この巻はまるまる子翠に持っていかれましたね。子翠は怪しいとは思ってましたけど、まさかあの人だったとは!猫猫も壬氏さまも霞んじゃう暴れっぷりは見事でした。しかもこれから遠方の東の島国で妖怪化する予定らしい^^;猫猫の蛇食の道具として活躍し、氏翠の命を(多分)救った壬氏さまの簪はいつ猫猫の元に戻るのかなぁ。今回の最後の壬氏と猫猫の片想いコントも楽しかった♪2017/01/28
ひぃす
97
この作品は後宮内のあれやこれやに終始すると勝手に思っていたので、今巻の展開は正直にいって驚いた。色々な状況が大きく動いて、ある意味で第一部完といった風情。とりあえず、生きててよかった(誰がとは言わない)。羅漢のときもそうでしたが、表面的な印象とそこに隠されている事情・感情をうまくまとめていて、なるほど人気が出るはずだと納得。さて、壬氏はその気になれば、文字通りの意味で猫猫を手に入れられる状況になったわけですが、次巻以降どう展開していくのか。そもそも、これもう後宮の話は出来ないよね…?2023/04/08
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