内容説明
数少なくなった語り部をたずね歩き、美濃に生きた祖先たちの尊い遺産を中濃・東濃・西濃・北濃の四地域に分け、再話・編集。やはり消滅寸前のわらべうたの歌詞も書きとどめる。
目次
はしがき
中 濃
新助のじまん
烏帽子岩
仏さまのひたいの光
比久尼屋敷
ぼたもち地蔵
ゆうべが池
印食の蛇池
まま子渕
ネズミ小僧
東 濃
万里走る車と生かす薬
キツネと庄助
和尚と小僧
赤 鬼
の う
勝負が池
あとかくし
つぼ娘
チンチンカラカラ
たくみの昼休みづくり
石室の千体仏
千駄がえし
牛 岩
椀が渕
鉄砲うちの名人又衛
ホトトギスの兄弟
金のチャボ
水恋鳥(一)
鬼助と彦七
ぐ つ
西 濃
川太郎の薬(一)
鳥になった高利貸の男
鬼姫生
猿ごけ
川太郎の薬(二)
もんじゃ尼様と雷
大蛇とかます
サイカチ塚
ウサギとガマの餅つき
雷 主
ばけネコ
北 濃
那留が野のキツネ
今日様と山んば
内が谷の子ども
石の地蔵様
海へ落ちたなまけもの
めしくわん嫁
天狗のこぶとり
水恋鳥(二)
ウスボドチ
女池の大蛇
笛吹きと竜
茶釜岩
八百比丘尼
べっぴんの屁
人柱のおよし
わらべ唄