内容説明
魔法の多用により倒れてしまった晴海。敵が本格的に青騎士の排除に乗り出す中でシグナルティンが使えないという緊急事態に、孝太郎たちは苦戦を強いられる。そんなタイミングで、エゥレクシスから突如会談を申し込まれ提案を受けた孝太郎は、大きな決断を下すことに。フォルトーゼを巡る三つ巴の争いの中、国と姫を守るために“青騎士”孝太郎がとった起死回生の一手とは!? 時を越えた「意志」が蘇る“黄金の姫と青き騎士編”第四弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぼろ
20
さてそろそろ本編も終わりが見えてきた今巻ですが、孝太郎とエゥレクシスとの戦いに決着が付く巻でもありました。今巻もとても面白かったです。孝太郎がレイオス…青騎士本人である事をフォルトーゼの国民に打ち明けたのも驚きましたが、その後に続くアライアの残した布石がこんな形で活きて来るとは思いませんでした。そしてその後の墓地での戦闘シーンはとても熱い物となっておりました。今回敗れたエゥレクシス達が孝太郎側に付くのかとか、シグナルティンは万全に使える様になるのかとか色々と思う所はあるのですが、次巻も楽しみです。2017/05/08
あなほりふくろう
18
確かに俸給の件は以前に言及があったんだよ、ここでこんなかたちで行使されるとは（吃驚） これこそアライア陛下の第二のシグナルティンであり、まさに王権の剣でした、それをきっちり振るうコータローもよくぞとしか。そしてなんといっても、エゥレクシス決戦、拳を高く突き上げるコータローの後ろ姿に感動。「どうか我々を導いてください、二千年前にそうして下さったように」二千年前コータローと共に戦った彼らがあるから今がある、そして今コータローと戦ってくれ、これからもコータローに導かれて続いていくのだ。さすがに涙出ました。2017/04/01
水無月冬弥
14
健速先生（@Takehaya_info）の #ラノベ 前巻の引きからどうなるか、大変不安だったのですが、見事な大逆転でした。まさかの第2の王権の剣の力が、相手が相手だけに心地よかった。それにしても、最後のバトル……、こんなの号泣するにきまっているだろがあああああ2017/03/02
藤崎
10
フォルトーゼ編大詰めにしてＶＳエゥレクシス決着の２５巻。そしてシグナルティンのシステムについては、考えてみればそりゃ王権の剣は王様本人が使うのが当然なのですが完全に発想の外で脱帽。さらにバトルもかなりギリギリの限界まで総力を振り絞る展開で盛り上がりました。個人的に最後の決め手に「重要なのは剣そのものではない」って話を踏襲してくれたのも感慨深かったです。ところで偶然と必然の話が何度か出てきましたけど、最初にして最大の必然が描かれる日は来るのでしょうかと言った所で、次回はついに終着の流れ。どうなるのか期待です2017/03/01
シルビー
9
最近は無双状態だったため、追い込まれながらの戦いは手に汗握りますね。だからこそ終盤の展開は燃えましたね。今回は孝太郎の挿絵が多いけどそれも納得。青騎士の特権の使い方も意外で面白かったですね。いよいよ最終決戦ってところですが、ラスボスはそっちかーって感じでした。ともあれ期待はしてます。2017/05/23
