内容説明
伝説の女傑ルファス(♀)として旅を続ける俺(♂)は
ある日、剣の国が勇者召喚に成功したという情報を手に入れる。
しかもその情報は敵である魔神族にも伝わっている様子。
まずい……人類の希望である勇者は
このままでは勇者として育つ前に魔神族に消される可能性がある。
開幕早々、既に詰みかけている勇者の状況を危惧した俺は様子を見に出かけるが、
剣の国は亡き英雄(=アリオト)が遺した結界によって強固に守られていた。
「なるほどな……これでは七曜では近寄れぬわけよ。其方もそう思わぬか? なあ――魔神王」
振り返れば、そこには“魔神王”!?
公式ラスボス&勇者の登場で、ルファス(=野生のラスボス)の物語は大きく動き出す――!
書き下ろしストーリー「野生の魔竜が現れた」収録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃか
3
勇者召喚の情報が魔人族に掴まれていることも発覚。 ルファスとしては、ゲームシナリオ的に言えば勇者が魔神王を倒す存在なんだから、あっさり倒されては困る。 そのため勇者排除に動くだろう七曜を、返り討ちにしてやろうとルファス直々に赴いたわけですが……。 相手もそれを予測して魔神王が乗り込んできてたのには笑った。旅立ち第一歩で、ラスボスと実質ラスボスがエンカウントするんじゃないよ! 2023/06/18
けいと
2
面白かった。思っていたより深刻そうな設定が出てきたけど、主人公がすることはひとまず変わらず。ただ、ルファスと同化している影響なのかところどころ地の文までもルファスみたいに。女神も回りくどいというか万能ではないのかな?これからも楽しみです。次巻も期待!前も言ったかも知らないけど、やはり最期の昔話は好き。2018/06/22
ささきち
1
どんどん仲間が増えていくと思ったけど6〜7巻で完結予定だからなのねそりゃ12体必要ならもっと飛ばさない ダメですわ!今回は3巻だからか3体も出てきたね乙女は次世代の乙女になり存在が薄く蟹はキャラが立っているのだがこっちもなんか薄く蠍は女神に介入されヤバげなヤンデレに堕ちルファスと対決と、ディーナによって洗脳を解除されたらどうなるのか楽しみかな?ゲーム時代は色々と制約があるからな雑魚相手には無双できてもこの世界の本物相手にはその制限(知識)が邪魔をして本来のルファスの力を出し切れていなかったとは知らなかった2017/11/06