出版社内容情報
人類最終戦争後の世界。大地は黒い森に覆われ、人類は天然の火に近づくと体が内側から燃え上がる「人体発火病原体」に冒されていた。この世界で人が唯一安全に扱える〈火〉は、黒い森に棲む獣、炎魔を狩ることによって得られるものだけだった。そんな中、炎魔を狩ることを生業とする火狩りたちの間でひそかに囁かれる噂があった。「最終戦争前に打ち上げられ、長い間虚空を彷徨っていた人工の星、千年彗星〈揺るる火〉。その星を狩った者は、火狩りの王と呼ばれるだろう」――。千年彗星〈揺るる火〉とは何なのか。「火狩りの王」の伝説に秘められた世界の真実とは? 森に囲まれた小さな村に生まれた11歳の少女・灯子と、機械工場が立ち並ぶ首都で暮らす15歳の少年・煌四。2人の人生が交差するとき、運命の歯車が動き出す。
内容説明
最終戦争後の世界。人類は火を扱えない病に冒され、ほそぼそと暮らしていた。使えるのは森に棲む炎魔から得た特殊な火だけ。森に囲まれた村に住む灯子は、炎魔に襲われある男性に助けられるが、彼は命を落としてしまう。形見を家族に届けるため、灯子の旅が始まった―。首都では母を亡くした少年、煌四が妹と名家に迎え入れられる。灯子と煌四、2人の人生が交差する時、運命が動き出す。長編ファンタジーの大作が堂々開幕!
著者等紹介
日向理恵子[ヒナタリエコ]
1984年、兵庫県生まれ。児童文学作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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