翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上

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翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上

  • ISBN:9784344827462

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内容説明

≪黒狼公≫をキーナンに譲り、待望の隠居生活に突入した過去視の力を持つヤエト。しかし、残念ながら隠居とはほど遠い仕事量に忙殺される日々を送っていた。そんな中、ターンの預言者・ウィナエに導かれ、ヤエトはジェイサルドらと共に世界の罅を塞ぐ手がかりを得るため、砂漠の深部・シンリールへと赴く。数ヵ月後、ようやく都へと戻ったヤエトだったが、都では第七皇子が反旗を翻し、まさに戦いの火蓋が切られようとしていて――。ことき先生のカラー口絵&挿絵入り!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

41
皇帝の娘馬鹿ぶりと王位後継者争いに絡んでの名家の一進一退なども関連して名ばかり管理職ならぬ名ばかり隠居=皇子の御守に廻されてしまったヤエト(笑)皇女に接近する男にむっとなるヤエトの鈍感め。皇女が動いたにも関わらず、冷静にしっぺ返しをするヤエト、・・・なんて残念なんだろう(笑)キーナンのヤエトへの尊敬の目に笑いました。一番、はっとしたのは子供を産める女であるという屈辱と諦観、ヤエトを尊敬するがゆえに恩寵を持つスーリヤの覚悟とスーリヤの恩寵を訓練しようとする皇妹の姿。女は強し。そして早く、続きをっ・・・・。2013/08/07

秋製 

29
シリーズ物、ファンタジー。 虚弱体質で望まぬ大出世を遂げたヤエト。彼の望みは「楽隠居」。今回はその願いがいきなり陛下によって叶ってしまった。前から希望していたエイギル夫妻の息子を養子に迎え、引継ぎなどの雑務に追われ、ヤエトは「隠居」とはかけ離れた生活を送っていた。龍種(皇子達)の失策によって生じた貴族の浮き沈みを肌で感じる事になるヤエト。陛下に知られてはならない「秘密」や、「予言」に関わる事柄を抱え込んでいたヤエトは皇妹と行動を共にする事になり、いつものように体力と神経をすり減らす事になる。2013/06/03

ダージリン

29
皇帝の嫌がらせで、隠居させられたのだけれど、お金の工面をしたり(隠居記念ろうそく!)、養子を取ったりと忙しく、しかも北嶺相は下ろされるしで皇女との距離が空いてしまいます。でも、皇女の強襲とか(笑)これからの展開に大いに期待! 博沙国に行ってからは、久々にジェイサルドが活躍(献身?)。下巻はいつ出るのかな♪2013/03/15

yourin♪

25
きゃー。ヤエトったら~、そんなこともするんだ~。皇女も可愛いし~。思わずニヤけて、気持ち悪い人になっちゃったじゃないかぁ~(笑)2013/12/24

フキノトウ

24
あのシーンには悶絶しました。ヤエトよ・・・やるな。笑 皇妹の過去は暗闇。皇妹の話を読むと、皇帝いい人なのかとも思うけど。このままじゃ駄目だと思って行動したんだしね。生きるために2013/05/24

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