内容説明
北嶺太守である皇女に療養を命じられ、都に戻ってきたヤエト。皇女の実兄の元に身を寄せるが、そこで皇位継承権を巡る政争にヤエトは巻き込まれてしまう。一方、北嶺でヤエトの帰還を待つ皇女の身にも陰謀の魔の手が迫っていた! 皇女を救い出すため、ヤエトは都を脱出し、雪に閉ざされた北嶺へ向かおうとするが――。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマン。ことき先生のカラー口絵&挿絵入り!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
25
再読にあたって、病弱なヤエトが何回倒れるのかカウントしようかとも思ったのですが、ややこしいので止めました(笑)。そうやって死線をさまよいながらも、スーリヤを助け、皇女の窮地を救い、北嶺を守る策を授ける・・・こうしてみると凄い人ですね(笑)。「望郷の灯火」は北嶺に来たばかりの皇女の心情を描いてます。ルーギンへの敵愾心?に笑ってしまいましたが、より好きになりました。2013/02/20
まりもん
12
書き下ろしの「望郷の灯火」を目当てに購入。まさかそんなにルーギンのさらさらの髪に嫉妬したりしていたとは(笑)2012/11/02
きとう
7
★★★★☆ 書き下ろしは皇女視点のお話。三の兄皇子のエピソードや北嶺郡に来たばかりの頃の心情などショートストーリーながら中身は濃い。そして、胡散臭い微笑みさらさら男としか思っていなかった、に笑った。さらさらしおって!(笑)2012/11/04
punto
6
番外編目当てでした。「さらさらしおって」には笑った。そしてちょっと共感した(笑)。ヤエトと皇女の主従関係がとても好き。そしてファンタジーの中の歴史や宮廷模様の絡み合い具合がツボです。四巻目の上が出るんですね。うれしいけど、下が出るまでは読めない...。2013/02/27
蒼1228
4
kobo版。2022/07/04